「童貞くんに乾杯」沢木あかね
「ファックアイ」での名前のほうが有名かもです。
キャッツアイがケンシロウやゴルゴと変態No.1の座をかけてバトルするエロ漫画、大友克洋のパクリもあったりする。昔のエロ漫画は性器や挿入の描写に厳しいぶん、侮辱に近いパロディにも寛容なんれすねー。でもやり過ぎ
「爆発ウギャー」うのせけんいち
「ボーボボ 」や「大相撲刑事」が高度な文学作品に思えてくる幼児レベルのギャグ、パロディが連発する怪作にして不快作、まるで癲狂院だ。
本作の顔であるニョッヘー福田(世界一のバカ、バカだから死なない)は自身のチンコ取り外しでき、鼻水で逆立ちができる。おい
「首を切られたいじめっ子」川島のりかず
いじめっ子が首を切られる話。
トイレの底の水垢のように張り付いた憎いあん畜生の記憶、悪夢の中に必ずと言って出現するクソ野郎!あいつはなんだ!?
いつもの発狂ブン投げENDではなく主人公に救いの手が差しのべられ、実にビターな読後感を醸し出している
「悪霊島」前田俊夫
横溝正史の遺作のコミカライズ。なんと小説連載と同時進行だったらしい!
メッチャクッチャ読みにくい!外国の純文学作品級。文字だけの原作よりも厚いってどういう了見だ!?もうネームとか無いに等しく、字に絵をぶつけた感じ。前田俊夫による達筆な紙芝居ですね。
「フランケンシュタインシンドローム少女」ジョージ秋山
主人公の名前が出井絵野江、野比のび太レベルに酷いれすねー
悪魔の技術・遺伝子工学によって生まれた人間は神の摂理から外れた愛なき生き物であり、殺人もするし、HP回復(大)持ち出し、爆肉鋼体だってできる。ラストのバトルやダンス描写は必見
「攘夷幕末世界」森田信吾
時代劇と妄想電波がイイ具合にブレンドされた幕末カルト浪漫譚
西洋人(夷狄)および近代主義・科学主義はビラビラのバケモンであり、日本は弥勒を降ろさなアカンよ!ヤバイよ!な全18話!意味不明な傑作!
思想的視覚的に色々マズい描写と渋い剣術格闘パートの落差も良い。
「牝雀刑事」
殺しのライセンスを持った女刑事が麻雀しながら悪党をぶっ殺す話。
例によって剥かれたり、拷問されたりするのだが持ち前の戦闘力でなんとかします。1話目でシャブ浸けにされる!
美麗劇画家として知られる前田俊夫の描く切れ長で不健康そうなファイター系女子はいいですねー
「海の戦士」猿渡哲也
猿先生に悲しきジャンプ作家の過去。
サーフィンがテーマですが当然人気は出ず、サメとの海洋バトルに突入し、ラストは主人公が力王みたいな定番の猿キャラみたいな顔つきになってEND
マネモブや特異な猿語録など全体的に猿テイストは薄いですが猿漫画の原点を知りたい方はぜひ。