女二人のほどけぬ運命を描く須藤佑実先生『夢の端々』は9月8日に上下同時発売とのこと。
「結婚するの?」
「しない。一生しない。だからあなたもしないで」
「うん」
のやり取りがとても素敵だったので発売が待ち遠しいです。
最近だと日日ねる子先生『のんちゃんとアカリ』を毎回楽しみに読んでいます。
人恋しい呪いの人形のんちゃんと何者にも動じない百合力をもったアカリのちょっと笑える関係が好きです。 https://t.co/arplcdTeTJ
たつひこ先生『ほとめくかかし』。
福岡県能古島を舞台に傘職人を夢見る女子高生の朋と、しゃべるかかしのエルザが絆を育んでいく物語。
思いやりに溢れた二人の関係を見ていると優しい気持ちに包まれます。
人を見送るばかりだったエルザに初めての
「おかえり」
を言うため奮闘する朋のくだりが素敵
李琴峰先生『星月夜』を読んで改めて思ったのですが、李先生のタイトルのつけ方が秀逸です。
小説を最後まで読んで改めてタイトルの意味に気づくような感動があるので未読の方はぜひ。
李琴峰先生『星月夜』読了。
主人公は大学で日本語を教える台湾出身の柳凝月と、彼女の働く大学で日本語を学ぶ新疆ウイグル自治区出身の玉麗吐孜という二人の女性。
日本で出会い恋人となったその二人の視点から、異国に生きる自分と彼女の今が描かれていくという素敵な越境文学でした。
百合作品における"終電"シーンの描写を集め始めました。
そのうち終電特集をやろうと思っています。
※たみふる先生『付き合ってあげてもいいかな』
みもと先生『恋する名画』第15話。
エゴン・シーレの『二人の女の抱擁』をテーマに、一人のレズビアンの誕生を描いた素敵な幻想譚。
友人に触れたいという自身の気持ちをもて余す主人公が、現実と幻想(?)の間を漂いながらやがてその想いを肯定していく過程が美しいです。