編集まさんに教えていただいた小池田マヤ先生『放浪の家政婦さん』。
何ものにも縛られずに一人を生きる凄腕家政婦・里の生きざまを描いたシリーズ1巻。
収録短編『日用の糧』の、愛した恩師の形見の煙管を咥えた里が、思い出を振り返り涙しながら紫煙をくゆらすシーンが泣けます。
素敵な大人百合。 
   日常のふとした瞬間に、湯山さんと水城さんが互いに新たな発見を重ねて好意を深めていく過程や、気持ちが通じ合っていく過程がとても丁寧に描かれています。
どなたにもオススメできる素敵な作品なので未読の方はぜひご一読を。 
   姉の幸せを願い続けた妹が、その願いがかなった際に浮かべる笑顔がとても素敵。
姉と妹の関係はもちろん、二人を温かく見守る母の気持ちにも感動するので興味がある方はぜひ。
とても素敵な1話独立形式のシリーズなのでコミック好きな方には全巻読みがオススメです。 
   「わたくし知ってたわ。うとまれていること……でも好き。姉ちゃま」
高尾滋先生『人形芝居』4巻。
気が強く妹を邪見する姉とどんなに嫌われても姉に寄り添おうとする妹の関係が素敵な短編一本が収録されています。
シリーズをご存じの方は妹の正体にピンとくると思いますが私の中では百合な作品。 
   美生の一言によって更に変わっていく二人の結末はぜひ本書でお確かめください。
百合ではないですが美生以外の二人の姉の恋模様もそれぞれとても感動的なのでオススメです。 
   内向的な性格の美生ですが、亡き父との思い出にまつわる『パーツ付き模型マガジン』を買おうとしていたクラスでも目立つグループの若菜と書店で鉢合わせしてのをきっかけに、不器用な彼女に代わって模型を作るという関係に。
タイプの違う二人が同じ時間を共有して関係を深めていく描写がとても素敵。 
   誰とでも普通に接することのできる女子高生の真子と、完璧に見えるけれど完璧じゃない社会人の逢乃さん。
過ごしてきた時間の違う二人がどのように関係を深めていくのか今後の展開がとても気になります。 
   一方の逢乃さんは真子の学校で女神と噂される容姿端麗な社会人。
有名大学を出て大企業で働く"選ばれし人"ですが、ちょっと天然でおまけに人に言えないちょっと変わった趣味を持っています。
その変な趣味がきっかけで言葉を交わした真子と逢乃さんが仲良くなっていくというお話。