眉月じゅん先生『九龍ジェネリックロマンス』最新話。
本心をいつわり嘘の自分を演じている、という秘密を友人から打ち明けられた女の子が、なぜその友人が嘘をつくのかその真意を汲み取ろうとしながら彼女を肯定するシーンが素敵でした。
鯨井と揚明の関係が個人的にはとても好きな作品。 
   アリスと華子の越境について。
二人はローズバロウハウスとロンドンを往復しますが、
「絵画などの文化財を有し出版社のあるロンドンと、自分たちの制作の場である郊外との間に距離を置き、二つを行き来する中で創作を深める」
という19世紀末英国に登場した"郊外詩人"の生活と一致しており 
   五十嵐あゆみ先生『POCO A POCO』。
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幼馴染みのまきとみき。
中学時代は陸上部に所属し、特にまきは全国大会まで出場する実力を持ちながら、高校入学を機に吹奏楽に挑戦するというみきを追って彼女も吹奏楽部に入るというお話。 
   松崎夏未先生『わたしのファム・ファタール』のストリップシーンとても素敵でした。
相手に気持ちの届かなかった屈託が、ステージで躍動するその相手の存在感を前に跡形もなく霧散していく感じが美しい。
小野塚カホリ先生『愛い奴』のショーパブシーンを思い出す負の感情の消失描写。 
   かつて、誰より近くにいた陽芽と仲違いをしてしまった経験から、誰も傷つけない優しい自分になりたいともがいてきた美月の姿が描かれるシーンがとても素敵。
真面目な性格ゆえに外面を取り繕えず孤立しがちな彼女にとって、最初に手を差しのべて陽芽がいかに大切な存在かが改めてわかり切ないです。 
   女同士の魂の結びつきを描く鮮烈なロマンシスストーリー。
平庫ワカ先生『マイ・ブロークン・マリコ』。
幼馴染のシイノとマリコ。
突然舞い込んだマリコの訃報を聞き、シイノがある決断を下すお話。
回想シーンで描かれる二人の青春時代が鮮烈で続きがとても気になります。
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   連載を楽しみにしている眞藤雅興先生『ルリドラゴン』。
主人公・るりと旧友の距離感が個人的には好きです。
試し読みこちら
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   ミサゴの兄姉が、妹とカワセミさんが付き合っていると勘違いして勝手に陰ながら応援を始めるくだりにほっこりしました。
続きが気になる『カワセミさんの釣りごはん』 
   二人を見守る周囲の人々とその中で青春を過ごす羽山先生と寺野先生という優しい世界観がとても素敵なので未読の方はぜひ。 
   今日の百合文壇バーは『ピルグリム・イェーガー』特集回。
家族のあり方、家の在り方が劇的に変わりつつあったルネサンス期に、アデールとカーリンという二人の少女が家族になりたいと願うシーンについてトール牧師をゲストにわいわい話しました。