ちなみに、キャラの強さもシンプルに分かりやすく
モブ:致命傷
レオリオ:普通のダメージ
クラピカ:なんとか防げた
ヒソカ:超余裕
これ1ページだけでたくさんキャラの強さを読者に伝える。本当に上手すぎる。
ジャンプ連載第1話はほとんど54ページだが、ハンターは34ページしかない。なんでこのページで物語を描け切る?1つ理由は、1話に『バトルシーン』にない。
それだけでも充分すごいが、もっと恐ろしいのはそのあと。
#マイナー好み描写選手権
攻防の間に何段階かけて少しずつ優勢(劣勢)になっていく丁寧な描写。ちばてつや先生のこういう描写が大好き。
YAIBAを思い出す。連載する時に直擊世代でした。ドラゴンボールような冒険アクションだけどテンポが早かったので爽快感群拔。これだけ話をやったのに全24巻はすごかった。バトルのエフェクトに特に惹かれた、ちょうど漫画の描き方を勉強した時期なので真似しました。色々を語りたい作品です。
こういう意味では新人作家はよく『最初のページ主人公の顔を隠す、次ページめぐったら見せる』という演出を使う。これ完全に駄目まで言わないけど、『普通に主人公を最初からちゃんと見せる』のがメリットが思ったより大きい。あんまり普通すぎるからオリジナリティーがないと思わないでほしい。
#漫画製作語り
漫画家にとって「読者感覚の理解力」は不可欠。
これを欠けたら『自分には面白いつもりだが読者にはつまらない』物を描いてしまう。
なので俺は漫画を読んだらすぐ他の読者の感想を漁る。「この読者はこのシーンにそう思うんだ、へえ...勉強になりました。」みたい感じ。割と楽しいぞ。
3/5
文字幻術の世界では、回復呪文として使える漢字は10つも満たないのに、内に2つ『癒と療』は『疫病神』霍安の手に。このアンバランスが大好き。