「神は細部に宿る」から、んでコンピューターは細部の扱いが得意だから、今はとりあえず細部を増やすのな。だけど「省く方向の細部」というのもあって。一本一本を必要に迫られる形で丁寧に吟味し、省略していった線には茶道にも似た緊張や美しさが宿り、それは今や失われつつあるものだ。
この平田弘史の曲というのが、以前は氏のホームページで聴けたと思うのだが、今は作曲のページに行っても「箏曲」というのが聴けるだけのように思う。ああ聴きたい。
「満賀道雄はこの時確信した。テラさんと風森やすじは陰と陽、本来一つだったものが神によって分かたれて生れてしまった、光と闇の化身なのだと!」