これよ! 「つめたい飲み物とサイン入りブロマイドを持ってきなさい」! この圧倒的パワーワードに対抗できるのは「東周英雄伝」の「は、はやく黄金二十両をお持ちしろ!」しかない。
この印象をぜひ記録したい。当時は超科学のデザインを、発想を飛躍させ、むしろ古代美術から持ってくるのが流行っていた印象がある。要するにフォン・デ二ケン的超古代の世界感が共有されなくなったのではないか。直近ではもちろんザルドスも挙げられるだろう。 https://t.co/Gxgs4qu0Oq
ここには、スネ夫がやたらと「上流」「高級」をひけらかすのと同じ、高度成長ならではの背伸びがあるように見える。「そこらへんのピアノとは違うのよ」という。そういった実例を藤子Fはどこかで見聞きし、それが示準化石のようにドラえもんの設定に刻まれている。そう考えるといろいろ楽しい。
「腐女子カースト」の話に戻ると、作り手としてはこんな腐女子なりオタクのキャラって超おいしいと思うんだけどな。うまくやったらマンモス西がやれるんだぜ。「鼻からうどん垂らしてるデブ」をキャラクターとしてどこまでの高みに持ってったか知ってるだろう。やらない手はないと思うんだけどな。
「神は細部に宿る」から、んでコンピューターは細部の扱いが得意だから、今はとりあえず細部を増やすのな。だけど「省く方向の細部」というのもあって。一本一本を必要に迫られる形で丁寧に吟味し、省略していった線には茶道にも似た緊張や美しさが宿り、それは今や失われつつあるものだ。
多分そろそろ出るであろうゲームラボの宣伝も兼ねて、次回「8bit年代記」はX68000話です。加熱するX68000界隈に冷水をぶっかけるみたいな続きはぜひゲームラボで!
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マンガの人気はアイディアやキャラクターだと言われるのである。でもそれだと説明できない差異があって、「流行」で括ると一般化ができない。ふと「態度」ではないかと思った。キャラクターの示す、大筋は常に変わらずとも時代によって微妙に変化する物事への「態度」が人気に繋がるのではないか。