尊氏は究極のマイペース野郎なので泣くのも自害もたぶん本気でやってる(そしてすぐに本気で辞める)けど、あえて時行がそれを「嘘」と断じる事で尊氏の人間的な苛立ちを煽る効果になってるのが良い #逃げ若本誌
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南北朝のラスボス「恐怖はまさしく過去からやってくる‥時行よ、お前さえいなければ…お前は我を本気で怒らせた!!」
かつて尊氏が見過ごした少年は多くの人との出会いを通じて遂にこのラスボスを本気で追い詰めるまでに成長した。
この時行くんの啖呵とラスボスのエゴイズムがたまらん
最後の最後で「自分の敬意は行動で伝え」そして獣相手に言葉ではなく「心で読み取らせた」顕家卿、最期まで武士ではなく貴族として美事な在り方でした……
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顕家卿が鏑矢で語った遺言「野に咲く花」への一喝でもあり、最後の最後で「獣」と蔑んでいた武士達を素直に「花」と認めた上で「まだ死ぬな」と命じた厳しい命令でもあるダブルミーニングで正に歌に秀でた貴族らしい掛け言葉であり、顕家卿らしい照れ隠しでもある
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しかし雑采配で楠木・北畠の二大エースを使い潰し、次は四番打者も失う予定の後醍醐監督、このままひっそりと辞任するのかそれとも最期に一花咲かせるのか #逃げ若本誌
「菊に虻」
1830~1831年頃、葛飾北斎70歳の頃の大判錦絵。貴族から波及した花鳥風月を愛でる文化は庶民にまで伝えられ浮世絵といった形で昇華された。複雑な色彩を湛えた菊の花弁が優美な中に無骨な虻を添えるという遊び心が面白い。菊の花言葉は「高貴・高尚・高潔」
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顕家卿が示した公家の意地、更に貴族が権力を失った安土桃山時代を描いた『信長のシェフ』でただのかませ貴族と思われた勧修寺晴豊も語っていた「文化の継承者」として最重要なことであり、今日こういったコンテンツを楽しめるのも、文化を紡ぎ続けた彼ら先人あってこそですね
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高時から時行の諱をもらい
頼重と髪を切り
顕家から冠を戴く
3つ揃って正しく元服の仕儀になってるのちょっとエモすぎませんかな?
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