「子どもが言うことを聞いてくれない」という悩みは、「言うことを聞けることがよいこと」という価値観のもとにあるのかもしれないよね。言うことを聞かないことも自然な姿かもしれないよね。
「子どもの安全よりも、子どもの意見の方が大事なのか?」
と悩んだときに、僕が気をつけたいこと。
「その子の健康や将来を守ること」と「その子の意思を尊重すること」は、どちらも子どもの権利として大切なこと。
どちらかに振り切るのではなく、どちらも大切にできる方法を見つけていきたい。
障害のある子の親御さんが「ずっと謝って生きてきたんです」と言っていた。
「ありがとう」や「ごめんね」が言えたら気持ちがいいけれど、それがしんどい人はいて、言わない人が浅はかなのではなく、それを理解しようとしない自分が浅はかなだけ。「なんで言えないの」と責める前に考えることがある。