加賀五三六の時の絵柄どこから影響受けたんだろ?って気になってたけど、60年代前後の益子かつみ先生の絵は近いかもと思った。
太い眉、くっきり縁取られた目、そしてギザギザの髪の毛。 https://t.co/yj5VacDeGC
浮浪少年や一人旅は、その後の棚下先生の作品でも繰り返し描かれている。
さらに、作中で主人公の少年が過ちを犯すと言う点が棚下先生らしい。
欲に目がくらんで正しい行動が取れなかったり、結果過ちを犯したりする。善も悪も存在するけど、罰や後悔は主人公にも平等にやってくる。
序盤、狩人にいじめられてたハンスを魔王がお持ち帰りして悪魔に育てあげようとするけど、魔王が普通に良い父親すぎて笑ってしまった。可愛い(笑)
届いた付録本の中身確認してたら、長らく堀江先生の自画像と思ってた先生の絵が、堀江先生でないことが分かってめちゃくちゃ驚いた!
戸籍も金も無い無宿者の源次が目明しの妹お蝶と恋に落ちる。ただでさえ祝福され無い恋なのに、お蝶が何者かに殺され疑いの目は源次に向けられる。
棚下青年時代劇は理不尽と袋小路と報われない旅人たちを描くから、犯人は分からない、見つけようが無い、源次は追われて逃げる運命から逃れられない…。