『夢中さ、きみに。』
未体験の読後感。漫画というより純文学を読んだような上質な余韻に酔いしれる一冊。古風かつ斬新な、何とも言えない唯一無二の作風が癖になる。
絶妙な距離感の描き方、表現力の豊かさなど、面白さ以上に物凄い才能を感じた。絶対に表紙だけで敬遠してほしくない。超オススメ。
『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』
生涯ベスト級の傑作。吃音と音痴、喋れず歌えない少女達の友情譚。笑われても尚、己の本心を歌い、叫び、言葉にする彼女達に心の底から感動した。
1巻完結、読書時間は約30分。その短さで涙が枯れるほど泣いてしまった。全てが尊い。大好きすぎて語彙が飛ぶ。