【読書記録】つげ義春『つげ義春大全 第11巻 女忍 鬼面石』講談社. 2020.
60,70年貸本漫画末期。異色なのは「見知らぬ人々」。カヴァレロヴィッチ監督の映画「夜行列車」を脚色した作品。深井ヒローや永島慎二のような画風。
【読書記録】つげ義春『つげ義春大全 第6巻』講談社. 2020.
1956-1958年の作品。「生きていた幽霊」、「4つの犯罪」、「恐怖の灯台」など。作品内容によって絵柄が違うのは、このから始まっている。ニヤニヤしてるキャラが好きだなあ。
【読書記録】能條純一『昭和天皇物語6』小学館.2020.
大正13年は戊辰戦争からまだ56年しかたっていない。「会津の者たちは未だに賊軍の汚名に泣かされています。」なのだ。
この巻は裕仁の母節子の院政ぶりが目立つ。
【読書記録】雨宮処凛『非正規・単身・アラフォー女性 「失われた世代」の絶望と希望』光文社. 2018.
アラフォー女性の約半数は非正規。自分の老後だけじゃなく親の介護も。派遣は人間じゃなくてモノ(あるいはサービス)扱い。
即座にパソナとか竹中平蔵とかの単語が浮かぶ。
【読書記録】手塚治虫『やけっぱちのマリア』秋田書店. 1996. 秋田文庫.
昔話題になっていたが未読だった。天才手塚のぶっ飛びんだ発想力に圧倒される。男の子がエクトプラズム少女を妊娠って。彼の描いた鬼太郎とオバQがテキトーで好き。
【読書記録】長谷邦夫『バカ式』曙出版. 1970年.
長谷邦夫盗作全集。カバーに帯が印刷してある。「漫画芸術へのデタラメな挑戦!! 怪匠・長谷邦夫が世に問わない問題作!」昭和45年万博の時代の世相が懐かしい。つげ義悪作バカ式は頭の穴をネジでフタをしたバカボンのパパが主人公なのだ。
【読書記録】高野よしてる『13号発進せよ 完全版下』マンガショップ. 2006. 初出週刊少年マガジン昭和34年35年.
世界じゅうのテレビ放送局がきて現場中継するシーン「スマイ テッマセ ハキト ノイカタタ」どこの言葉?と思ったら「うしろからよめばわかる」...優しい。
【読書記録】大村功、カワダマサキ『怪奇貸本収蔵館第六号』グッピー書林. 2020.
大村「呪いの小指」は兎月書房の水木しげる「河童の三平(3)」、カワダ「夢魔」は竹内寛行「墓場鬼太郎(18)」の併載作品。手書きの「絶対絶命だ」にもちゃんとルビを書いている。読者たる子どもを意識したものだろう。
【読書記録】久松文雄『スーパージェッター完全版 上』マンガショップ. 2007.
初出「週刊少年サンデー」(小学館)1965年1〜5号。当時の少年まんがの王道といえる絵とコマ展開。
「あっオリンピック記念千円銀貨だ」悪人がジェッターくんのわなにひっかかっちゃう。よきかな。