[読書記録]たのしい三年生6月号付録 「ユリシーズ」げんさく ホーマー、藤子不二雄 昭和32年 国書刊行会 昭和60年。
弟のテレマコがかわいい。まほうつかいのキルケーの色気のないあっさり感、一つ目の大男がぱくっと人を食う過激シーンが昭和だな。
石森さん風脇キャラも登場。
[読書記録]少年ブック6月号ふろく「くりくり投手」貝塚ひろし 昭和36年。くりくり投手大懸賞、貝塚先生の色紙30名、くりくりバッジ300名。背表紙は マックス10号クイズ。いいな。
[読書記録]復刻版「宮本武蔵」馬場のぼる 昭和28年 国書刊行会 昭和60年。
最終ページ「落丁乱丁のばあいには本社に申し込めばとりかえます。おわり」
[読書記録]復刻版「まぼろし球場」寺田ヒロオ、昭和32年 国書刊行会 昭和60年。
最終ページの柱「まったくはらはらしましたね。次号にも、さらにすばらしい別冊がつきますよ。」
[読書記録]石森章太郎「Sπ」(虫コミックス」虫プロ商事、昭和43年。定価240円。旺文社の学年誌に短期連載された諸作品。Sπ、時間局員R、ドクターSFを収録。初期のサイボーグ009やボンボンの味わい。この時期の石ノ森のテンポの良さとギャグとリリシズムは秀逸。
[読書記録]竹内寛行「怪奇貸本収蔵館第四号 竹内寛行編其二」グッピー書林 2018。もう一人の墓場鬼太郎作者の作品「地蔵娘 毒鼠坊の巻」。初出が書いてないのでオリジナルの刊行状況不明。貸本時代にしては結構可愛らしい少女が活躍する。それにしてもコマ割が自由だな。
[読書記録]手塚治虫「アバンチュール21(手塚治虫漫画文庫136)」講談社 1980。手塚さん“内容は昭和二十三年にかきおろした「地底国の怪人」のリメーク版で、それをご存じのかたは、「なあんだ」失望されたことでしょう“ と身もフタもない。いえいえ耳男くんがかわいくて、それだけで十分です。
[読書記録]石川雅之「惑わない星 1」講談社 2016
惑星擬人化。擬人化というか萌えキャラ化か。
光源が太陽でなくライトだから、木漏れ日が四角。それを視覚化してくれたのが偉い。
[読書記録]近藤聡乃「ニューヨークで考え中」亜紀書房 2015 日常となって行く異国の暮らし。とてもリアルに感じる。やさしく穏やかな描写。その中の楳図かずおの発狂顔がツボだった。
[読書記録]松田奈緒子「重版出来 1」小学館、2013。
ユーレイと言われていた若手営業の小泉が本気出して靴底が磨り減るまで頑張る話「売らん哉!」が好き。
柔道ギョーザ耳・黒沢心の「重版出来ダンス」あはは。