[読書記録]手塚治虫「アバンチュール21(手塚治虫漫画文庫136)」講談社 1980。手塚さん“内容は昭和二十三年にかきおろした「地底国の怪人」のリメーク版で、それをご存じのかたは、「なあんだ」失望されたことでしょう“ と身もフタもない。いえいえ耳男くんがかわいくて、それだけで十分です。
[読書記録]竹内寛行「怪奇貸本収蔵館第四号 竹内寛行編其二」グッピー書林 2018。もう一人の墓場鬼太郎作者の作品「地蔵娘 毒鼠坊の巻」。初出が書いてないのでオリジナルの刊行状況不明。貸本時代にしては結構可愛らしい少女が活躍する。それにしてもコマ割が自由だな。
[読書記録]石森章太郎「Sπ」(虫コミックス」虫プロ商事、昭和43年。定価240円。旺文社の学年誌に短期連載された諸作品。Sπ、時間局員R、ドクターSFを収録。初期のサイボーグ009やボンボンの味わい。この時期の石ノ森のテンポの良さとギャグとリリシズムは秀逸。
[読書記録]復刻版「まぼろし球場」寺田ヒロオ、昭和32年 国書刊行会 昭和60年。
最終ページの柱「まったくはらはらしましたね。次号にも、さらにすばらしい別冊がつきますよ。」
[読書記録]復刻版「宮本武蔵」馬場のぼる 昭和28年 国書刊行会 昭和60年。
最終ページ「落丁乱丁のばあいには本社に申し込めばとりかえます。おわり」
[読書記録]少年ブック6月号ふろく「くりくり投手」貝塚ひろし 昭和36年。くりくり投手大懸賞、貝塚先生の色紙30名、くりくりバッジ300名。背表紙は マックス10号クイズ。いいな。
[読書記録]たのしい三年生6月号付録 「ユリシーズ」げんさく ホーマー、藤子不二雄 昭和32年 国書刊行会 昭和60年。
弟のテレマコがかわいい。まほうつかいのキルケーの色気のないあっさり感、一つ目の大男がぱくっと人を食う過激シーンが昭和だな。
石森さん風脇キャラも登場。
[読書記録]杉浦茂「杉浦茂マンガ館3 少年SF・異次元ツアー」筑摩書房 1994年。
アンパン放射能1955年、赤色館の秘密1955年、ミスターロボット1959年、ゴジラ/大あばれゴジラ1955年、0人間1958年。
赤色館のラストはいつになく心悲しい。「気の毒な少年は天国に...今頃は 美しく笛を吹いているわね」
[読書記録]横山光輝「仮面の忍者赤影」サンデーコミックス 初版1970年。
週刊少年サンデー1966-1967連載。
当初は「飛騨の忍者赤影」であり、白影はおらず、凧に最初に乗ったのは敵忍者だった。
赤影の覆面も早々と取っちゃったのには驚いた。
[読書記録]大島弓子「バナナブレッドのプディング」再読。初出1977年セブンティーン11〜78年3月号。
「わたしは三浦衣良 イライラの衣良と申しましょう」あ、懐かしい。
人喰い鬼が見える衣良ちゃん。
プディングは「はがしてしまいたい すりきずの かさかさ かさぶたの味がした」すご。