[読書記録]大島弓子「バナナブレッドのプディング」再読。初出1977年セブンティーン11〜78年3月号。
「わたしは三浦衣良 イライラの衣良と申しましょう」あ、懐かしい。
人喰い鬼が見える衣良ちゃん。
プディングは「はがしてしまいたい すりきずの かさかさ かさぶたの味がした」すご。
[読書記録]陽気幽平「怪奇貸本収蔵館第5号 陽気幽平編」グッピー書林 2019年。
本多恒美名義の作品。「とり小僧」と比べトンデモ度は控えめ、意外に笑える作品なのだった。必然性なきクスグリに脱力する。緊迫のアジト潜入シーンで「おしりが大きくてスイマセン」のくだりは必要なのか!?
【読書記録】能條純一『昭和天皇物語6』小学館.2020.
大正13年は戊辰戦争からまだ56年しかたっていない。「会津の者たちは未だに賊軍の汚名に泣かされています。」なのだ。
この巻は裕仁の母節子の院政ぶりが目立つ。
【読書記録】石森章太郎原作、石川賢漫画『変身忍者嵐 1』大都社. 昭和61年.
冒険王1972-1973年連載。石森に比べてスプラッター度が高い。ノミドクロのカイカイ攻めが好き。たぶんノミを噴射してるんだろうが、これじゃあ致命傷にならない。
【読書記録】松田毅、竹宮惠子監修『石の綿-終わらないアスベスト禍-改訂新版』神戸大学出版会. 2018.
神戸大学人文学研究科と京都精華大学マンガ研究科の大学院生が描いた。かもがわ出版2012年刊を大幅改訂したという。
【読書記録】手塚治虫著、福江純解説『手塚治虫の理科教室』いそっぷ社, 2009. 手塚治虫の未知の作品!ではなくて、科学をテーマにした作品のアンソロジーだった。「奇妙な大冒険」は昭和32年の作品で、おなじみの馬場のぼるキャラが出てきて何か嬉しい。昭和25年の作品「氏神さまの火」もよい。
【読書記録】手塚治虫『 やけっぱちのマリア《オリジナル版》』復刊ドットコム. 2019.
チャンピオン連載当時は「異色の性教育マンガ」と言われた作品。他のマンガのちょい出し(鬼太郎やオバQ)は楽しい。
アシが描いた女学生はその後描き直されたそうだ。
「石ノ森ノーツVOL.18 特集:まんがスクール」福田淳一.2025
1966年の『冒険王』に載った「まんがスクール」に「まんが家の仕事べや」というページがある。背中を向けたアシスタントが描かれていて「永井さん」とあるのは、若き日の永井豪さんのことだろう。