軍隊で同僚二人を焼き殺し、収監された男。過去に治療を担当した際、エジプト神話への傾倒が良い方向に向かったマークにヒントを得て、コンスについて語る医師。「神話療法」は効果を発揮したように思えたが、軍隊時代の彼の同僚は「奴は何も無い所から火を生み出したんだ」と警告する。
時既に遅し、患者は看護師の鼻を噛みちぎり、「私が神と信じないからだ」と異常な本症を露わにする。アメン・ラーの化身を名乗った彼は火を放って拘束を解き、コンス=ムーンナイトを屈服させる事を誓って病院を全焼させる。一人助かった医師は、「私は信じます」と狂気の笑い声を上げるのだった……
「夜中に犯罪者と戦うなら、なんで真っ白な目立つ衣装を?」
「答えは簡単、彼は目立ちたいから。イカれてるからよ」
納得
藤本タツキ「さよなら絵梨」読んで、思い込みかもしれないんだけど、どうしてもコマ割りにアメコミを感じてしまう。藤本先生アメコミ好き説無い?
まあそれはともかく今日読んだムーンナイトの狙撃魔のエピソード。各犠牲者の最後の生活を1ページ1コマで描きながら、一人が射殺される度に空白に置き換わっていき、代わりに犯人の独白がその空白にインサートされていくコマ割りにシビれました。すげえな
薦められたエリスのムーンナイト、一話完結の短篇形式で語るので過去のコミックの知識ゼロでも楽しめるし、アートスタイルも良い。アクションも充実しているし、確かに入門に凄くいい。何よりハードボイルド。またスリーピース・スーツを着たままのアクション多めなのでスーツフェチにもオススメ出来る
あと狂気を強調されてるイメージあったけど、少なくともこのラン読んでみるとあくまでバットマン的なクールな狂気であって、際立って変という訳でもないかな。コンスがそもそも多面性を持つ存在なのでそのアバターも分裂するという話があった