げぇっ!関羽 …かと思ったら秀吉だった。こういうデザインの秀吉は珍しい。
コミカライズ版「転生! 竹中半兵衛 マイナー武将に転生した仲間たちと戦国乱世を生き抜く」より
その一例。漫画「飯盛り侍」は元・龍造寺の足軽が食事の力で戦国の世を明るく照らす料理漫画。主人公は西側、そして本願寺の立場で物語が進む。終盤で信長に料理を提供するのだが、本作の信長公は食い方が汚く、食材や料理に対し、敬意を払わない。料理漫画において最悪のキャラとなっている。
「軍神ちゃんとよばないで」柳原満月(2015)ぐうたらな女の子・虎千代(上杉謙信)が歴史を辿る戦国4コマ。上杉武田勢が物語の中心ゆえか、本作の信長公はあまり求心力・才覚を感じないキャラ。しかしフットワークが軽く、虎千代に直接会いに行く大胆さを持つ。味噌好き。名古屋弁。下戸。#信長名鑑
「戦国武将妄想絵巻」壽屋(2009)武将同士の特別な関係を描くBLアンソロジー。本作の信長公は信長と蘭丸の密な関係を覗き見る「運命に瞬く」に登場。魔王イメージのデザインで、冷酷で非情な性格。しかし蘭丸にとっては大事な主人であり、強く導いてくれるパートナーとしての役割を持つ。#信長名鑑
キャラの方向性・役割は概ね同じだが、キャラデザインは作家ごとに異なり、中にはスキンヘッドの信長公も。これは珍しい。(主観的なイメージですが、スキンヘッドの武将といえば、斎藤道三。)
「戦国Company」文苑堂(2010)戦国武将の「社員化」アンソロジー漫画。会社員となった武将の慌ただしい日常を複数の作家が描く。本作の信長公は代表取締役社長。冷酷非道な性格のカリスマ持ちで破天荒で場をかき乱す役割を持つ。#信長名鑑
「ヤクザが転生したら森蘭丸だった件」冬未さと (2020)電書オンリーのBL短編漫画。ヤクザが戦国時代(推定美濃攻略時代)にタイムスリップ。信長に拾われ、森蘭丸の名を与えられ、小姓として昼も夜も活躍する。#信長名鑑
「ヒカルの碁」小畑健、ほったゆみ、集英社 (1999)ドラマ「麒麟がくる」でも取り上げられた本能寺の変前夜の「三コウ」の囲碁の話を「ヒカルの碁」登場キャラが劇として演じた。本作の信長公は囲碁の実力者であり問題児の人気キャラ・加賀鉄男が演じた。この劇は原作6巻に収録されている。#信長名鑑