緒方貞子先生の訃報が伝えられました.日本外交史研究者として出発した緒方さんは,1990年国連難民高等弁務官に.民族紛争激化の中で「人間の安全保障」を提起されました.小社とのご縁も深く,2015年には聞書きの形で回顧録を出されています.謹んでお悔やみ申し上げます.☞ https://t.co/ZsW2AdyM1w
赤坂憲雄『ナウシカ考 風の谷の黙示録』を11月21日に刊行します.多くの人に愛読されてきた宮崎駿の長編マンガ『風の谷のナウシカ』を,思想の書として徹底的読解.どうぞご期待下さい.☞ https://t.co/e3BXh67j1g
今日は豆腐の日.石毛直道先生によれば,日本における豆腐の初出は,寿永2(1183)年.中世における豆腐の製造と料理は,仏教寺院,特に動物性食品が禁じられた禅宗寺院で発達しました.現在でも,有名な禅宗寺院の近くに豆腐料理専門店がありますね.『日本の食文化史』☞ https://t.co/OlNJPBBjt7
今日は,幸田文の誕生日(1904年).幸田露伴の次女として東京向島に生まれました.失われて行く生活習慣や風物を張りのある文章で描いた随筆や小説を残しています.また,巧みな話術による対話の名手でもありました.各界の著名人との対談集が☞ https://t.co/otNmlQJvpk
(承前)岩波現代文庫には『現代語訳 東海道中膝栗毛』が収録されています.翻訳は,放送作家として活躍した伊馬春部さん.「原作者の体臭を生のままに発散させる」ことを目指したという,ユーモアあふれる訳文でお楽しみください.☞ https://t.co/I5q3lFlDE9
終末期医療の現場で病と死を見つめてきた徳永進さんと,医学・医療への問いを続けてきた高草木光一さん.臨床の知と社会思想史の視角が交錯するところに,型破りな「医学概論」が生まれました.『「いのち」の現場でとまどう』本日発売(小社出庫日)です.☞ https://t.co/U0R8qdb5SV
1919年5月23日,和辻哲郎『古寺巡礼』が小社から刊行.前年に奈良付近の寺々に遊んだ和辻が古建築・古美術の印象を書き留めた同書は,日本文化の新鮮な再評価として注目されました.1947年3月改訂.1979年には岩波文庫に収録.現在も版を重ねるロングセラーとなっています.☞ https://t.co/F6Uo7dqTem
東京・明治神宮表参道のケヤキ,札幌・大通公園のハルニレ,大阪・御堂筋のイチョウ…都市を印象づける街路樹はたくさんありますよね.そんな「身近な緑」の多彩な働きを伝える1冊を,新緑の季節のお供にいかがでしょう? 藤井英二郎『街路樹が都市をつくる』好評発売中.☞ https://t.co/OGnMfM66U8
(承前)健康被害や政府による補償の現状,記憶の風化に抗する人々の取り組み…….尾松亮『チェルノブイリという経験』は,被災地の人と社会の歩みと現在を伝え,3.11後の日本にどう生かすか問いかけます.こちらもぜひご一読ください.☞ https://t.co/DL9Rokao7q
高畑勲監督がお亡くなりになって,今日で1年.『火垂るの墓』『かぐや姫の物語』などの作品で大きな足跡を残されました.そんな高畑監督が「これを見なければ,漫画映画の道に進むことはなかった」と語る,原点となった幻の映画があります.☞ https://t.co/uLU6rpDlbu
(承前)また,『戦後歴史学という経験』は,最晩年の『図書』連載をはじめ,安丸良夫集に収録されていない論稿を集めた,著者最後のメッセージです.☞ https://t.co/JJ473EHJFY
(承前)安丸良夫さんのペーパーバックは,『神々の明治維新』(岩波新書),『近代天皇像の形成』『現代日本思想論』『出口なお』(以上,岩波現代文庫)の4点です.☞ https://t.co/Z34oYEyGdH