コロナの夜長のお伴に。柳田國男と田山花袋のそれぞれの青春と文学を描く大塚英志・中島千晴「恋する民俗学者」1000p越え無料配信中。民俗学者以前には詩人だった國男と彼の恋を描くことで己の文学を見つけようとした花袋を軸に描きます。明治文学史も学べます。
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アトムはよく知られるようにロボット故「大人になれない」。和平交渉に成功したアトムは相手側から大人の顔を贈られ次は大人同士で会おうと言われる。
いわば「国際社会において、名誉ある地位」を得る。「アトム大使」は憲法前文をめぐる寓話として読める。ええと、僕のノベライズもあります。宣伝。
日本のオタク文化を近代史100年のスパンで絵解きする学習まんが製作中。エッフェル塔問題も入っている。
こういう部分の庵野秀明は少しも間違っていない。
既刊案内です。
大塚英志・ひらりん『まんがでわかるまんがの歴史』
近代まんが史を文学史や視覚メディア史を包括する形で満州事変・日中戦争・太平洋戦争の「戦時下」を中心に紐解きます。
中央は手塚が「海の神兵」を見る下り、右はまんがの統制に関わる詩人小熊秀雄の転向の様子。
重版決定。
講談社系とは言え零細な星海社の「木島」「北神」刊行に寄せて「もどき」は重版以内が関連本はこまめに重版するKADOKAWA。出版なんてこういう小商いの積み重ねなんだが。
よく講義で使う、柳田の双極性の図。この2極を往復を念頭に置かないと柳田の本は上手く読めません。大抵、過度のロマン主義のリバウンドで「引きこもり」を経て社会へと向かいます。その明治期での双極性の発露を「恋する民俗学者」は描いています。
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「土蜘蛛草子絵巻」のまんがへの変換作業進行中。ラフが届く。「酒天童子絵巻」ではサブキャラだった頼光四天王の筆頭・渡辺綱が主役。本にまとめるのは都合がいい。
ホラーの定石っぽく淡々と前半が進む構成になっているのを絵コンテ担当の子達はうまく生かしている。
秋には公開したいなあ。
去年からずっと近代100年のまんが史の学習まんがを作っていて今日は一日ネーム入稿の準備や引用図版の出典リスト作り。
教科書っていうか、テキストなんですよ、実は。