来年、ちくま新書より刊行に向けて「まんが訳絵巻」シリーズ、粛々と編集中。なのを傍観する私。フォント、どれが読みやすい?とか、そういう当たり前のことも再検討。
中身難しくても(かつ、R15?な中身でも)小学生にも読めるよう、総ルビで行こうね、というのは決定。
中国のウェブまんが家にとって紙の本を出すのは「アニメ化」や「ノベライズ」に近い作品のトランスメディア(形式の変換)のような気がする。浅野が自分でその「変換」をやってる様子をこのところずっと見せてもらっている。トリミング、コマとコマの間の幅、「文法」が全然違う。ほんと手探り。
大塚英志編著『運動としての大衆文化』『接続する柳田國男』『労働と身体の大衆文化史』がこちらで購入化です。 https://t.co/apX5aa4Unp
ちなみに新潮社創設者佐藤義亮、「恋する民俗学者」に出演中です。
田山花袋に原稿依頼するシーンです。
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「土蜘蛛草子絵巻」のまんがへの変換作業進行中。ラフが届く。「酒天童子絵巻」ではサブキャラだった頼光四天王の筆頭・渡辺綱が主役。本にまとめるのは都合がいい。
ホラーの定石っぽく淡々と前半が進む構成になっているのを絵コンテ担当の子達はうまく生かしている。
秋には公開したいなあ。
『YA』9月号校了中。
「くだんのピストル」
くだん、長崎グラバー邸で「自前の世界地図を持つ男」と出会う。
「「暮し」のファシズム」(早稲田)に続いて「日本大衆文化史」の大塚執筆序文、入試に出たようです。和光大学小論文。戦時下のサブカルチャーについて800字論述するのはハードル高いなあ。若手研究者でも無理な人多いのに。
外地の新聞を一頁、一頁めくって行くと、映画の広告からどういう文脈で上映されたかが体感できる。「桃太郎の海鷲」が落下傘部隊の記録映画と併映されていて、この先に「桃太郎 海の神兵」が待っていたのだなあ、とか。 https://t.co/vs6O419YOt
『柳田國男山人論集成』重版決定。
朝日グラフ版、つまりす初出の形の「山の人生」の収録が案外貴重だと気がついてほしい。
「大政翼賛会のメディアミックス」(平凡社)で紹介できなかった「翼賛一家」の展開例。「翼賛一家」のキャラクターをあしらったデパートのショウウインドウ展示。メディアミックスは雑誌や映画などのメディアだけでなく「日常」のどこにでもある(ユビキタス)ものだというスタインバーグ説を参照。
出版用語で言えば、編集者兼アンカーで参加した最新刊「日本大衆文化史」。
最後の章、人間がプラットフォームのデバイスと化す「今」への危惧の表明を原作版「仮面ライダー」をリスペクトしつつ、最後の節は「ショッカーの野望」で終わります。
少部数なので、多分本屋では見つからんです。