田河水泡についてまとまったものを描いてみたいなあ、書くべきだよなあ、と今、近代小説の成り立ちについて書きながら「のらくろ仔犬時代」に言及して不意に思った。小林秀雄とか中也とか絡めつつ。
この二つの柳田アンソロジーも重版。
『柳田國男民主義論集』は全くで結局妖怪の方がいいのか。
『山人』には台湾で先住民の村に行こうとする役人を描いた「山の巡査」、『神隠し』には東日流外三郡誌もどきの文書が登場する「一つの空想」といずれも柳田がモデルの花袋の短編を収録などおまけが充実。
「ヤングエース」新連載、「くだんのピストル」第一回校了中。
ついに時代劇に挑戦です。
くだんの能力は「人のこころを読む」じゃなくこんな感じです。人々の群れとしての動向を読めてしまう、つまり歴史の行先を感じ取ることができるのです。
病院検査待ち中パワポ制作。
明日はリモートでこの本をテキストにした授業の収録です。無料で誰でも見れるようになります。詳細はいずれ。
重版8刷決定らしい。
アサヒグラフ版「山の人生」やおまけとして柳田が山人を求めて台湾原住民の村に行かせろと大騒ぎした様を花袋が描いた花袋全集未収録「山の巡査達」も収録。花袋に言わせると柳田は「ロオマンスがすぎる人」。
『YA』2月売り、校了中。以前、ここで紹介して反響のあった「まんがでわかるレヴィ=ストロース」はこの号に掲載されます。
よく使われる「構造」の説明。
絵巻まんがですが、これ、日本の絵巻でもフランスの名画でも絵の中に時間の経過と物語性があればエイゼンシュテイン のモンタージュのベタな援用で漫画にできるって話ですからね。日本の絵巻だけがこうってわけではないですよ。
「恋する民俗学者」本日更新。「破戒」の執筆に集中する藤村、ジャーナリストとなった独歩、農政学の研究に没頭する柳田國男。それぞれが「社会」を見出し青春に決別する中、「恋の文学」に未練を残す花袋の元に一人の文学少女から弟子入り志願の手紙が。「蒲団」、幕開け。
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前世紀の物語論を網羅するコンパクトな入門書って文庫クセジュ『フランスの民話』がフランス民話に特化しているわけでもなく初心書向け入門書に便利なのだが
品切れでAmazonでバカ値がついているので自前で学習まんがを製作中。マックス・リュティの回が完成。校閲に。