「恋する民俗学者」豆知識
松岡静雄。柳田の末弟。海軍兵学校を首席で卒業。海軍退役後、太平洋諸島を対象とする民族学・言語学の在野研究者となる。静雄とは折り合いが悪かったと回想するが國男の「海上の道」に連なる海への関心は静雄の影響が大きい。
恋する民俗学者:豆知識 國男、花袋の文学仲間、中川恭次郎は國男の義理の又従兄弟。歌人、詩人で雑誌「文学界」の発行人でもある。ドイツ語の医学書下訳や、大物医学者の家庭用医学書の代筆を行うが、医師試験には通らなかった。その経歴があまりに魅力的なので、一度、ミステリーの主人公にした。
「ヤングエース」次号「まんがでわかるまんがの歴史」ミュシャ編校了中。明治時代から説き起こします。花袋の小説の挿絵についても言及。この小説は違いますが当時は小説家が挿絵のラフを描くこともありました。引用した藤田銅版画集(右)は八坂堂の所有。ほぼ少女マンガ。
ヤングエース連載の歴史改変SF「東京オルタナティヴ」、今回は番外編で笹山徹最初の事件編です。
ちょっと箸休め的前後編。
『ヤングエース』9月発売号「くだんのピストル」校了中。
長崎出島でグラバーに「キャピタリズム」を説かれる晋作。
「ヤングエース」次号校了。
「まんがでわかるまんがの描き方」
異類と「萌え」の関係など。
『ヤングエース』次号校了。
『文化工作者七条特高の冒険』
七条一味に合流する謎の映画監督の正体は?
「まんがでわかる柳田國男」第4回ラフ。柳田が帝大で学んだのは社会政策論的な農政学だったという話。
『まんがでわかる柳田國男』第4回
原画出来。
官僚時代の柳田が社会問題を解決する社会政策学を自負していたという話。虚子が「ようやく社会というものがわかった」を述べているが「社会」という新しい枠組みの構築が文学でも議論され文学者と官僚の双方であった柳田の「社会」への敏感さが窺える。
「酒呑童子」ピンチになると謎の3爺さんが現れ秘密のアイテムをくれる。本当にゲームみたいな展開です。いや、RPGゲームの方がキャンベルの単一神話論をゲーム黎明期に使っているのだから正確には逆ですね。酒呑童子絵巻、まんま、単一神話論のお手本みたいな構造でした。
迫る日露戦争。柳田國男は人々が死者の魂の行方を考えざるおえない「国家の戦争」の多大な犠牲を予見するように幽霊譚などを集めた「近世奇談全集」を刊行。https://t.co/4pqx3mdRuU