ここは今から倫理です。
雨瀬シオリ
悪魔めいた主人公の先生が
真っ当な尊敬できる大人でグッとくる。
生徒が抱える問題に
どう向き合うんだろうって
しばしページをめくる手を止めて
考えてみるんだけど
自己満足な解決策しか浮かばず。
教養を身につけたいなとおもい
ペン字の稽古をしてみたり。
伝説の家政婦タサン志麻さんは、たぶん、きっと、「うるさい」と思ってる相手には決して「うるさい」と言わないひと。そんな志麻さんが夫のロマンさんに「うるさいなぁー」と言うトーンが実に甘やかで微笑ましい。この何年か、地上波は志麻さん関係かマツコさん関係か『72時間』だけ観ている。
ザ・ファブル
を読んで以来
松の木を見つけると
「ここで大地震とか起きたら
松葉のお茶で生き延びよう」
一瞬そんなことが頭をよぎる
『ゴールデンカムイ』の面白さは
140字ではどうしても言い表せないし
一番面白いエピソードは選べないし
一番好きなキャラクターも選べない
だが
知らないひとに
「たった1話、これだけ読んでくれ」
と薦める話なら、選べる
おれなら
第16巻の153話『京都』だ
頭の中がギラッギラした
あなたなら?
来年の上半期は、名古屋でパンクバンドをやっている漫画家INAさんの『つつがない生活』のひとコマ〝DAYS〟を扉に日日を積み重ねていこうとおもいます。
『つつがない生活』には、一読をおすすめしたい〝一瞬の永遠〟が封じ込められています。
(漫画アップしてすみません。まずかったら即削除します)
不知火(しらぬい)が目深にかぶった野球帽の切れ目から片目だけ覗かせている真の理由は、もう片方の眼を失明していたからで、それに気づいたドカベン山田太郎は、不知火の見えない死角を攻めて甲子園への切符を手にする。う、、、ドカベン、お人好しっぽい顔して、非情だなーと恐れ慄いた小学生時代。
翌年の神奈川県予選大会でドカベン山田太郎と不知火が再度対決した時、またドカベンは容赦無く死角を攻めたが、不知火の野球帽の切れ目で隠した眼は、なんと!お父さんから移植してもらった角膜(だっけ?)で見えるようになっていたのだった。あの試合ほどドカベンの敗北を願ったことはなかったなー
そんな〝北の狼〟火浦の、たった一度の恋を描いたエピソード『狼の恋』では、いつもスタンドから火浦を秘かに慕う大人しいファンの女性の眼差しに気づいた孤高の狼は、彼女と真剣に交際したいと申し出るが、家族経営の町工場を支える彼女は、約束の試合には現れず…小学生ながらに狼の失恋に号泣した。
胸躍る冒険活劇譚は
群雄が割拠する黎明期が
最も面白く最もわくわくする。
クライマックスに向かうほど
大好きになった登場人物たちに
避け難い死闘と悲劇が待っている。
この法則には例外が無い、気がする。
そのことがいつも悲しい。
ゴールデンカムイ
昔(たった数ヶ月前)は
よかったなぁー…
またねー…なんて笑って手を振り
だれかを見送った後
ピン ポーーーン
急に周波数のピントが合ったように
不意に耳に入ってくる地下鉄構内の
柔らかい機械音
あの音があらわしていたのは、孤独。
松本大洋先生の〝東京ヒゴロ〟
音の無い、紙とペンだけの表現で
初めて、まざまざと自覚しました
一つ目一本足の岩永琴子が
一つの事件に対し
犯行の動機、事件の過程、犯人等、
全てが全く異なる二通りの
納得がいく推理を展開する
『虚構推理』
一度もどっちの推理にも
自分の頭では辿り着けない。
つまり面白いのだ。
今日は前から楽しみにしてた
18巻の発売日。
いやー、泣くよ。これは泣いたよ