『FILM RED』、ウタの最後を悟った時のルフィのリアクションがエースの時とは全く違うのが印象的。
まるでビビとの会話で冷静に「人は死ぬぞ」と言い放った、あの頃の時間軸のルフィの様だ。俯瞰して物事を見る、初期の頃に近い肝の座り方がある。
少年サンデーのバトル漫画『烈火の炎』に登場する小金井薫は、活発系な少年の魅力がタップリと詰まったキャラクターだ。
少年らしい純真な性格に、子犬の様な愛嬌で可愛さを魅せるというキャラ付けは、一部界隈では人気が高い。
少年誌バトル漫画の中でも、貴重な"癒しポジション"だろう。
ヒロインとの強調された関係性や、富野監督のイデオンよりも遥かに早く先行したその終末観など、ザ・ムーンは「セカイ系」に近い性質がある
エヴァが完結した今こそ、開祖である『ザ・ムーン』を新たに今風アニメとしてリファインアレンジして欲しい所だ
実際『ぼくらの』以前にも企画があったとか。
『コレクター・ユイ』と同時期のアニメでは、種村有菜原作の『神風怪盗ジャンヌ』がある。
古くから王子様とは表裏一体とも言える"怪盗"のモチーフを、ヒロインにも適用させたのが売りの作品である。
相手役の名古屋稚空も裏の顔を持つ怪盗シンドバッドであり、もう一人の主人公と言える重要な役所だ。
次作の『R』では、ちびうさとセーラームーンの親子による2つの銀水晶の力で敵を滅ぼすという、前作同様の王道さを見せる
漫画版でもこういった高揚感を高める展開がなされており、ダーク・キングダム編でのエンディミオン=タキシード仮面に支えられての勝利は、アニメ版にも負けないカタルシスである
#好きな悪役を載せて見た人もやる
ソウルイーターの作者・大久保篤が前作『B壱』で登場させた回転王ノフィックス
絶対悪の様な狂人を如何に巧く描くかという、作者の試作ぶりが窺える悪役造型。
マイナーなキャラだが、あらゆる道徳心を否定するドス黒さと、そのハイテンションさが深い印象を残した。