基本は格闘バトル物だが、これ程シリアスとギャグのバランスが独特な漫画も当時は珍しかった。
特にインパクトがあるのが、随所に挟まれる高度な下ネタギャグ。
初めて読んだのが小学一年生の時だったから、所々意味は理解していなかった様な気もする。
今のオジサン感性で読んだなら爆笑物だ。
確かに立場上優位だった物語開始時点での山田の役割は王子様的ではある。
クラス内では上流カーストの人気者に加えて、スタイルも抜群。正に理想の異性像だ。
だけど僕ヤバは、山田に羨望を抱く市川"だけ"の物語では無い。
市川に対する山田の感情の推移も、ちゃんと可視化されているのだ。
ブロリーの主人公の性質は、デザインからも表れており、所謂ヤムチャ顔なそのデフォルメは、鳥山明の読み切り時代から多く使われた主人公のルックスパターンの一つだ。
主人公と相対する、ライバルキャラ風味だった頃のヤムチャは悟空とはまた違う、正統派主人公の顔立ちというコンセプトなのだろう。
母とのロマンスで連想し最高峰だと思うのが『破壊魔定光』
ヒロインは過去に死んだ母親と瓜二つな存在、神代やよい。厳密には平行宇宙(今でいうマルチバース)の別人という建前があるが、母親と同じ名前と容姿で深い仲になるのがホント際どい。
君たちはどう生きるかがツボったならば必見な漫画だ。
続いて特徴的な悪役の描写が、一目で悪人だと分かるデザインのアーロンだ。
極悪ヤクザvsマイルドヤンキーといった具合の対立構図は、ちょっとした社会の縮図の様でいて後の勝利でのカタルシスも強くなる。
高慢な性格を表すのが、そのギザついた凶悪な天狗鼻というのも分かりやすく面白いアイデアだ。
Twitterを初めて早2ヶ月以上。
有名人の万単位フォロワー数を見てると、なんかドラゴンボールの戦闘力みたいだなとふと思う。
自分のフォロワー数が70ぐらいだから、今の自分は初登場時のヤムチャ並みの超人なんだと考えたら人生は愉しい。
アメリカンコミックスでは1976年に『スーパーマンVSスパイダーマン』が掲載された
二大出版社のDCとマーベル初の共演タイトルだ
スパイダーマンが操られて一時スーパーマンと戦うが、終盤は互いの宿敵であるレックス・ルーサーとドクター・オクトパスのタッグと闘う
身体スペック差の描写が面白い
鉄腕アトム『地上最大のロボット』に登場したプルートゥは最も人気のある敵役だった。
10万馬力のアトムに対してプルートゥの100万馬力という力の差はかつて無い程の強敵設定だ。
その反面、自らの在り方に悩み苦悩する内面描写は悪役になりきれなかった主人公とも言える等身大的な存在であった。
現役時代のユキーデは赤いパンタロンがトレードマークであり"リングの赤い蝶"と呼ばれた
梶原一騎の漫画『四角いジャングル』では金髪美青年の宿敵として登場し、同じ梶原原作『空手バカ一代』のアニメ版の主人公"飛鳥拳"と合わせて生まれたのが格ゲー界の名ライバル、ストⅡのケン・マスターズである
でもハツカは、男の娘キャラとしての描写とデザインはなかなかに刺さるキャラクターだ。
『だがしかし』を経て作風が植芝理一の『ディスコミュニケーション』に、段々と近付いていっている様な気もする。