美しいモノを愛でるという観念は、色々と危うい誤解と偏見を抱かれやすい。
最後にそういった危機感を忘れない為にも『烈火の炎』でショタキャラ小金井薫を追いかけ回した、ショタコンオカマ殺人鬼・神威の台詞を訓戒として明示しよう。
自分も含めて、心の神威を解き放たない事を切に願うばかりだ。
スパイダーマン3にDr.ストレンジが登場。
毎回、師匠格の導き手が変わるのがちょっと面白い。
ストレンジとスパイディの組み合わせといったら『ハウス・オブ・M』での、辛い記憶を魔法で消す様に頼んだら、断られてブチ切れるやり取りを思い出す。
映画では良い弟子になれると良いですねパーカー君。
ワンピース10週年記念で寄稿されて描かれた徳弘正也先生のルフィ。
ターちゃんでの画力を知っていると、一瞬利き腕を負傷し左手で描いたのかと思ってしまったが、恐らく何かしらのジョークだろう。頭頂部を締め付けてるかの様な麦わら部分がジワる。
すぐ下の鳥山明ルフィとの丁寧さの落差がスゴい。
原作かりん様の面白い所は、ルガールの様に既存の武術の技を組み合わせて美味しいトコ取りをする戦闘スタイル。
ムエタイの膝蹴りで怯ませた所を、合気の投げで組伏せるのが実に合理的。
ゲーム設定だと、神月流格闘術という架空の武術を使うが、漫画版での実践技描写の方が断然好みで痺れてしまう。
ここで重要なのが、先輩に褒められた時から付ける様になった赤いリボンが美奈子のトレードマークとなって行く描写
先輩を消滅させた後、気持ちを切り替えながらも初恋の時のお想いは忘れない事を明示する良い場面だ
セラムン番外でも、東センパイは美奈子の願望の夢に出てきたりと、その存在は根深い
主役であるクーパースミス君、生徒だけではなく教師からも理不尽な仕打ちを受けるのが観てて鬱々としてくる。
抑圧された環境下から吹っ切れて犯罪を犯す、所謂"無敵の人"誕生を描いた映画としても見れるけど、こういった社会の普遍的な問題を扱った作品は、どうしても惹かれてしまいますね。
今週のアニメ『ダイの大冒険』はアバン先生の活躍回。
単純なパワーでは弟子達に追い抜かれながらも、精神論や独自のスキルでは優位であるのが、ドラゴンボールの亀仙人にも通じる持ち味だ。
う~む、やはり師匠キャラは魅力があって良い。
頼りになるけどあまり強くないとか、タキシード仮面を語る要素は多々あるけど、最も見せ場とされているのは無印の終盤で衛が洗脳されて、ダークエンディミオンとなる展開。
ここら辺は漫画版でも共通で、セーラームーンは目の前のナイトを手にかけるかの選択を迫られる。
道着を失くしジャージ姿で参戦しちょっと弱気な悟飯だが、それでもピッコロを圧倒した敵を瞬殺するという演出
弱そうな見た目でブランクがあってもかなり強いというギャップを見せたのだが、アルティメット状態ではなくフリーザにすぐやられる展開のせいで、その意図が殆ど伝わらなかった失敗例だろう
大友克洋の『AKIRA』に登場する鉄雄と金田は漫画劇場アニメ共にライバル描写が印象強い
主人公・金田の幼馴染である鉄雄は劣等感を抱えたキャラでありライバル側がそういった感情を見せるのは当時珍しかった
関係性を象徴した最大の見せ場が、鉄雄の記憶の中にある幼少期の金田との出逢いの場面だろう