出版元のIDW社は有名作品の版権を持っており、他にもゴーストバスターズやタートルズが共演するタイトルや、ポパイ等もクロスオーバーに絡ませるのが面白い。
TFvsG.I.ジョーのラストでは、異世界に飛ばされて焼け焦げたメガトロンが、初期の「マイリトルポニー」の世界に辿り着くオチが愉快である。
基本、心根は優しいデロリンマンなのでお互いに愛情を見せる描写はある。
だからこそラストのデロリンマンの愚かさが招いた悲劇は結構キツいエグさだ。
正直『黒船編』よりもこちらの方が強い後読感であり、読み終わるとドンヨリとした気分になるのがジョージ秋山らしさだ。
だがそれがまた良いのだ。
平成編でもやっぱり注目してしまうのが"オロカメン"
格段に画力が向上したジョージ秋山が描く等身増しの新オロカメンは、シルエットラインと構図の捉え方がやけにカッコ良くなっている。
これだけでも本書の値段(本体3200円税別)以上の元が取れたというものだ。
漫画媒体では太刀打ち出来ないこれらの要素はちょっと反則的でもある
なにより悟空とフリーザの宿敵同士が協力して並ぶという絵面の衝撃
ベジータとは合体はしても、並んで共闘するというのが無かったから尚更だ
漫画ではフリーザの立ち位置はベジータであり、本来の順序でいえばこちらが正解だろう。
第1部での連合正義軍との戦い、それを率いる未来さまは平和の為に多くの人の生命を犠牲にしようとする極端な思想を持った指導者だ。
悪役として面白い設定ながらも、途中でフェードアウトするのが悔やまれる。
三島由紀夫の要素に憲法第9条や水爆を絡めた構成は、最も出来の良い部分のピークだろう。
山田=王子様の批評は、市川にだけ感情移入し過ぎた結果だと思う。要は観点の違いだ
山田が貸した作中の少女漫画の男キャラと市川の類似を示唆した場面は、山田の中の理想の男性=市川という意味になる
視点を変えれば、山田にとって市川こそが自分にとって唯一無二な男性、正しく「王子様」なのだ。
DB連載中のかつては、売れる物を描く為に担当編集からしごかれたという鳥山明。
今ではDB超漫画版作者とよたろうへのアドバイスが実に的確だ。
小山脚本を改変した手腕を見るに、今や鳥山明は名編集マンのスキルが身に付いた様にも思う。
鳥山明無しのドラゴンボールは、やはりちょっと考えられない。
私、昭和生まれの20代OLなんだけど、フルハウスの全話DVDとか買ってくれたら嬉しい。
セラムンシリーズで記念すべき敵対する王子様キャラ第一号は、プロト作『コードネームはセーラーV』に登場した東センパイ。
ヒロイン美奈子にとって憧れの異性だったが、正体は敵組織の怪人で真性の悪役という全く救済処置の無い展開が、初っぱなからハードだ。