須藤佑実『みやこ美人夜話』
京都を舞台とした、幻想的で寓話的な話をおさめたオムニバス。ノスタルジックだけどベタベタしない作風は稀有なものだし、昭和ぽかったり現代風だったりする女子たちが、あいかわらず魅力的。
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佐藤宏海『いそあそび』
瀬戸内海の田舎町にやってきた元お嬢さまが、海の幸を採集しながら、のんびりサバイバル生活にはげむ物語。丁寧な風景描写と、ツンデレだけど純朴なヒロインが魅力。
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ふなつかずき『土下座で頼んでみた』
ツイッターで人気を博した連作イラスト集。土下座して女の子におっぱいやパンツを見せてもらうとゆうシンプルな内容だが、駆け引きがあってスリリング。巨乳貧乳色白褐色……おっぱいはどれもすてきだし、後半の異世界転生もたのしい。
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三浦糀『先生、好きです。』
冴えない古典教師が、やたら積極的な女子高生ふたりからモテまくる恋愛もの。教師と女生徒の距離感が『ねじまきカギュー』みたいで独特。三角関係もいい感じ。
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冬目景『空電ノイズの姫君』2巻
マオのバンド活動が本格化し、夜祈子も歌手として別の場所で動き出す。心地よいけれど、かすかにざわざわする空気を感じられる作品。
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尾崎かおり『金のひつじ』
6年ぶりに再会した幼なじみ4人のすれちがいを描く、青春もの。山麓の田舎町の空気感がすばらしい。長篇のストーリーとしてのアンバランスは感じるが、家族などの描写が魅力的で、やはり唯一無二と言うほかない。
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鍵空とみやき『ハッピーシュガーライフ』7巻
正体不明の幼女「しお」の謎が、ついに明かされる。善良な16歳の少女が地獄の様な生活をおくるが、作者はそこからさらに突き落とす。残酷だが、抑制のきいた省略語法がうつくしい。
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冬目景『黒鉄・改』
鉄仮面の渡世人が活躍する股旅もの。改題してのシリーズ再始動で、単行本はなんと17年ぶり。初期作品を髣髴させる『空電ノイズの姫君』もふくめ、冬目景ルネッサンスが到来した。
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みどりわたる『うちの姉ちゃんときたら!』
同じ高校へ通う、3組の「姉弟」をえがくコメディ。いくらルックスがよくても、弟にとって姉は暴君でしかないが、でもオモチャにされるのもまんざらじゃない……そんな微妙な関係がたのしい。華のある絵柄もいい。
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アッチあい『このかけがえのない地獄』
新人作家の短篇集。猛烈に画力が高くて美少女てんこ盛りだが、作風は暗く、現代を生きる若者たちの孤独を容赦なく浮き彫りにする。唾をつけときたい才能だ。
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永野梨花/小山力也『くぅが上から失礼します』
牛乳を飲みすぎて電信柱より背が高くなった主人公の、ほのぼのJKライフをえがくコメディ。原作付きだからか各エピソードが練りこまれており、ラブコメとしても読み応えがある。
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くりもとぴんこ『あたしの家庭教師がショタなんだけど』
20歳のギャルが、11歳の男子に家庭教師になってもらう、おねショタもの。ザッピング方式によって複眼的に、ふたりの微妙な関係を描く。脇役もそれぞれ魅力的で、力量のある作家だ。
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