森猫まりり『源氏物語~愛と罪と~』
古典だからとお高くとまらず、ひたすら娯楽に徹し、原作のドラマチックな要素を抽出したコミカライズ。作画に気合いが入っており、紫式部がみたら仰天するほど、美麗でエロい少女漫画となっている。オススメ。
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青木U平『マンガに、編集って必要ですか?』
45歳の漫画家と24歳の編集者の打ち合わせを中心にえがくコメディ。女子トークで貴重な時間を無駄にする坂本さんが天然かわいいが、出版業界の現在と未来をマジメに考える作品でもある。
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高瀬わか/石田リンネ『茉莉花官吏伝』
後宮につとめる女官が、皇帝に目をかけられて成り上がる中華ロマン。ただし彼女が寵愛された理由は美貌でなく記憶力のよさで、政治上の側近になるよう求められる。華やかな宮廷を描きつつも、女の武器に頼らない女の魅力があふれる。
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小夏ゆーた『アラサーはBarにいる』
彼氏ができなくて焦る29歳のOLが、ひとり寂しくバーでやさぐれるショートコメディ。合コンでの駆け引き、ぶっちゃけ女子トーク、寄ってくるダメ男たちなどを、等身低めの絵柄でかわいく描く。
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板倉梓『幼なじみと神さまと』
高校1年の幼なじみが、神様に憑依されたせいで、一緒に子作りしようと夜な夜な迫ってくるラブコメ。長身で眉の太いヒロインが魅力的。初期から完成されてる絵柄の一方で、本作では女の子のかわいさで自己記録更新している。
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ふじのきともこ『絶対に壊れない友だちをください。』
サンリオ風にシンプルで可愛らしい、14歳の少女とウサギ的な何かの、虚無的な日常をえがく4コマ漫画。メンヘラ女子あるあるから社会風刺まで、ダメ人間っぷりを発揮するもめんちゃんが愛おしい。
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尾崎かおり『金のひつじ』完結
いじめの描写が一部読者を困惑させもした物語が終結。さまざまな感情を心の底に秘めながら、あっけらかんと大らかな態度を保ち続けるヒロインは、ハイレベルな創造だった。
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仲谷鳰『やがて君になる』7巻
最終8巻へむかい静かに昂まってゆく巻。デビュー時から完成していた画風はさらなる高みに到達し、6-70年代のヨーロッパ映画を髣髴させる瞬間も。
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泉朝樹『見える子ちゃん』
異形の存在を見ることができる女子高生が、怖すぎるのでひたすらそれをガン無視するという、一風変わった日常系ホラー。かわいさとグロさが同居する絵面のおもしろさと、軽いノリのわりに熱いエモーションが脈打ってるのが魅力。
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なじみ『しょうこセンセイ!』
身長120センチで年齢は8歳なのに、高校教師をつとめる天才幼女の4コマ。かわいさをパンパンに詰め込んだ主人公の造形もさることながら、生徒や同僚の教師など、脇役もクオリティが高い。
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仁山渓太郎『津軽先輩の青森めじゃ飯!』
青森の新聞社に就職した女性が、地元のグルメを満喫する漫画。食べ物はB級グルメ寄りのラインナップで、青森の方言が飛び交うやりとりも個性的だ。
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安堂ミキオ『はたらくすすむ』
ピンサロのボーイとして働きはじめた66歳の物語。近いようで遠い、ピンサロならではの距離感が、独特のドラマを生み出している。派手だったり清楚だったり毒舌だったり、個性豊かな嬢たちの描き分けがすばらしい。
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