ハナツカシオリ『絶対零度アイドル』
コールドスリープで若さを保つ5人組を中心に描く、近未来アイドルもの。主人公が反対派のスパイであるなど、展開はサスペンスフルだ。あと作者の画風が進化しており、女の子の描写はより華やかで艶かしくなっている。
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赤城あさひと『少年、ちょっとサボってこ?』
マジメな中学生男子が、通学路でOLのお姉さんからちょっかいを出され、息抜きの大切さを教わるコメディ。露出控えめの着衣のエロスに目を瞠らされる。
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板倉梓『泉さんは未亡人ですし…』
昭和初期の浅草を舞台に、若く美しい未亡人と、彼女の家に下宿することになった医学生の関係を描くラブコメ。『めぞん一刻』にオマージュを捧げつつも、そこに留まらないヒロイン像を提示している。
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源素水『先生は恋を教えられない』
地味でお堅い女教師と、マイペースな男子高校生の関係をえがくラブコメ。両思いの関係なのに、男は二十歳になるまでおあずけを食わされ……。いわゆる禁断の恋がテーマだが、絵柄のおかげかほのぼのしてるのが特徴。
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細川雅巳『逃亡者エリオ』
14世紀のスペインを舞台とするアクションもの。監獄から出たばかりの少年と、王家の血を引くため命を狙われる少女の逃亡劇を描く。主人公の素手での格闘が、『拳闘暗黒伝セスタス』を彷彿させる。
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はら九五『ネガティブハーレム愛ランド』
失踪した少年を探しに、1人の男子と11人の女子が無人島へ向かうが、そこで怪事件が連発するサスペンス。二重三重にヒネったストーリーと、女の子のアンニュイなたたずまいが印象的。
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マウンテンプクイチ『球詠』3巻
埼玉県大会が開幕。あいかわらず日常を淡々と、野球をリアリスティックに描いているが、地味になるどころか、美少女たちが画面にぱっと花を咲かせる。やはり傑作だ。
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各務浩章『くにはちぶ』
テーマは村八分の国家版。全国民が法にもとづき、ひとりの女子中学生を無視するとゆう、ディストピアものだ。コントラストのきいた表現で、ジョージ・オーウェル的社会風刺に果敢にいどむ。
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アッチあい『このかけがえのない地獄』
新人作家の短篇集。猛烈に画力が高くて美少女てんこ盛りだが、作風は暗く、現代を生きる若者たちの孤独を容赦なく浮き彫りにする。唾をつけときたい才能だ。
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渡邉嘘海『エデンの処女』2巻
男が絶滅したディストピア(あるいはユートピア)を舞台とするゴシック百合が、作者もおどろきの第2巻刊行。かませ役である葵の内面をぐりぐりと抉る描写に、迫力がある。
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金田一蓮十郎『ゆうべはお楽しみでしたね』5巻
いきなりのカップル成立から、パウの大阪転勤というドタバタのなかで、ふたりは結婚を意識しはじめる。その予測不能な軌道が心地よい。
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