細川雅巳『逃亡者エリオ』
14世紀のスペインを舞台とするアクションもの。監獄から出たばかりの少年と、王家の血を引くため命を狙われる少女の逃亡劇を描く。主人公の素手での格闘が、『拳闘暗黒伝セスタス』を彷彿させる。
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はら九五『ネガティブハーレム愛ランド』
失踪した少年を探しに、1人の男子と11人の女子が無人島へ向かうが、そこで怪事件が連発するサスペンス。二重三重にヒネったストーリーと、女の子のアンニュイなたたずまいが印象的。
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井上智徳『CANDY & CIGARETTES』
11歳の少女でありながら凄腕の殺し屋が、65歳の元SPを相棒に復讐戦を挑むアクション。『COPPELION』に続く新作は、『レオン』のコンビを逆転させた様な、新たな世界観を提示。
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鈴木マナツ『コネクト』3巻
高校生のアニソン制作チームの物語は、いよいよプロとしての活動がはじまる。作者ならではの女子の可愛さは控えめである一方で、アラサー声優の純情がほとばしる場面など、さすがと思わせる描写をたのしめる。
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奥瀬サキ『流香魔魅の杞憂』
『低俗霊狩り』の主人公でもある流香魔魅が、死者の声に耳を傾けながら事件を解決する、オカルト系サスペンス。緻密なストーリー、洗練されたファッション、美しい背景……秋の夜長にふさわしい読書体験をもたらす。
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佃煮のりお『双葉さん家の姉弟』
双子の姉弟もの。とにかく作画が絶好調で、制服や黒髪や豊満な裸体やパンツが、紙面で華やかに舞う。得意の男の娘も大活躍。
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マウンテンプクイチ『球詠』3巻
埼玉県大会が開幕。あいかわらず日常を淡々と、野球をリアリスティックに描いているが、地味になるどころか、美少女たちが画面にぱっと花を咲かせる。やはり傑作だ。
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各務浩章『くにはちぶ』
テーマは村八分の国家版。全国民が法にもとづき、ひとりの女子中学生を無視するとゆう、ディストピアものだ。コントラストのきいた表現で、ジョージ・オーウェル的社会風刺に果敢にいどむ。
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アッチあい『このかけがえのない地獄』
新人作家の短篇集。猛烈に画力が高くて美少女てんこ盛りだが、作風は暗く、現代を生きる若者たちの孤独を容赦なく浮き彫りにする。唾をつけときたい才能だ。
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渡邉嘘海『エデンの処女』2巻
男が絶滅したディストピア(あるいはユートピア)を舞台とするゴシック百合が、作者もおどろきの第2巻刊行。かませ役である葵の内面をぐりぐりと抉る描写に、迫力がある。
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金田一蓮十郎『ゆうべはお楽しみでしたね』5巻
いきなりのカップル成立から、パウの大阪転勤というドタバタのなかで、ふたりは結婚を意識しはじめる。その予測不能な軌道が心地よい。
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