餡蜜『高嶺の蘭さん』
「花」がテーマの少女漫画。才色兼備なのに、無表情で高嶺の花と思われがちな主人公が、同級生の男子が花屋の息子と知り、親しくなってゆく。気合いの入った花の描写が、文字どおり華やかだ。
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江島絵理『柚子森さん』4巻
裏表ありすぎる小学4年生「りりは」が敵役として動き出し、年の差百合カップルを引き離しにかかる。手に汗握る心理戦、ロリ目線の世界観、ドラマチックな展開……物語は拡張し深化している。
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鬼八頭かかし『たとえ灰になっても』4巻
「思考型鬼ごっこ」篇も佳境にはいった。ややテンポが遅くなった感はあるが、カニバリズムなどの露悪的なテーマを、ときに可愛くユーモラスにえがく、独特の世界観は健在。
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多治見尚哉『お姉さんは無精者』
美人だけどズボラな女子大生のいとこと、男子中学生の関係をえがく家庭教師コメディ。お姉さんは主人公を小学校低学年と勘違いしており、必要以上に無防備。会話が笑えるし、女子の描き分けもうまい。
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櫻井リヤ『瀬戸際女優!白石さん』
35歳独身の女優を主人公とする4コマ漫画。実はむかし暴走族のリーダーをやっており、そのギャップがおかしい。身につまされる年齢ネタで笑わせつつ、ホロッとさせるエピソードもあって充実。
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栗橋伸祐『ダンジョン・マスター』
1993年刊。SFCで出たダンジョンRPGのコミカライズ。ゲーム内容を忠実に再現しつつ、まっすぐなヒロインや、可憐な幼女など、魅力的なキャラクターを提示している。いま読んでもおもしろい。
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山本崇一朗『くノ一ツバキの胸の内』
『からかい上手の高木さん』で知られる作者による、女忍者もの。なぜかヘソ出しのくノ一衣装。バリエーションゆたかな表情。作画が絶好調で、ちょっと比較が思い当たらないほど可愛い。
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飴野『高嶺の花はウソツキです。』
「ギャルJK×清楚OL」の百合漫画。ただし24歳の「雪帆」は、実は腹黒いキャラクターで……。それでも17歳の「巡(めぐる)」は、まっすぐにぶつかってゆく。熱いストーリーでぐいぐい引っぱる、1巻完結の傑作だ。
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佐々木ミノル『中卒労働者から始める高校生活』11巻
作者によると後篇のはじまりとなる新刊。まことはついに刑務所帰りの父と再会。逃げ続けていたトラウマと向き合わざるを得なくなる。壊れる前の家族の風景もグッとくる。
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金田一蓮十郎『ゆうべはお楽しみでしたね』6巻
ついに結婚を決意したふたりは、ネトゲ仲間や家族にそれを報告する。仰天されたり、祝福されたり……。現代的でカジュアルな男女関係をえがく一方で、奥底でロマンチックな愛が脈打つ。やはり傑作だ。
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びみ太『田舎に帰るとやけになついた褐色ポニテショタがいる』
タイトルがだいたい説明し尽くしてる作品だが、無意識のショタエロスで攻めてくる破壊力はかなりのもの。気合のはいった田舎の風景描写も新鮮だ。
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泉朝樹『見える子ちゃん』
異形の存在を見ることができる女子高生が、怖すぎるのでひたすらそれをガン無視するという、一風変わった日常系ホラー。かわいさとグロさが同居する絵面のおもしろさと、軽いノリのわりに熱いエモーションが脈打ってるのが魅力。
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