今井大輔『こちら、あたためますか?』
コンビニのローソンを舞台とするオムニバス。大事件は起きないが、各話ごとに視点を変え、現代人の心の機微をえがく。淡々としていると同時に温かみもある、作者の個性が花開きつつある。
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神崎かるな/黒神遊夜『武装少女マキャヴェリズム』8巻
インドの武術カラリパヤットの攻略。西洋剣術同士の激突。圧倒的な武術の描写と、麗しい女子と、漂う死の匂い。独自の世界をさらに切り拓いている。
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大見武士『かみくじむら』
失業中の青年が旅先で倒れ、見知らぬ村で目覚める。そこは電力すら通ってない孤立した地域で、村長以外は全員が女。青年はそこでハーレムの主となるが……。甘々だったり、NTR風味だったり、強引だったり、あの手この手で描くエロスが圧倒的。
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中山敦支『ゆるっとハンター☆ワンタンちゃん』
クレーンゲームの天才「雲呑ちゃん」が、命懸けの勝負をいどむ1巻完結の作品。自作のリメイクであり、ほぼアシスタントをつかわず、原点回帰を狙ったらしい。たしかにスピード感など、近作より中山敦支らしさの濃度が圧倒的。
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市丸いろは/左藤真通『将棋指す獣』
女子初のプロ棋士をめざす22歳、「弾塚光」をヒロインとする将棋漫画。謎の多い主人公、強烈なインパクトのあるキャラデザ、将棋に関する細かいエピソードなどが読みどころ。
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ゆずチリ『姫乃ちゃんに恋はまだ早い』
おませな小学4年生「姫乃ちゃん」の、早熟すぎて空回りする恋模様をえがくラブコメ。男子脳の「翼ちゃん」の天然ぶりもかわいいし、JSファンなら絶対見逃せない作品だ。
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あおのなち『きみが死ぬまで恋をしたい』
魔法学校の少女たちが、兵士として戦い、愛し合い、死んでゆく百合ファンタジー。ふわっとした絵柄とシリアスなテーマが、緊張をはらみつつ共存する空気感がすばらしい。
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ハナツカシオリ『ストーカーズ』
ストーキングを題材とする連作。ただし「実行犯」は女子小学生を含むほどで、さほど深刻な話ではない。可憐な絵柄とドライな作風という、ハナツカの一筋縄でいかない個性をたのしめる作品に仕上がっている。
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東河みそ『突然の百合』
ツイッターに投稿した作品をあつめた、百合の掌篇集。登場する女の年齢や職業はさまざま。作風もコメディ寄りだったり、せつなかったり。ファッション描写も入念で、全体的に密度が高い。
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マウンテンプクイチ『球詠』5巻
全国レベルの強豪・梁幽館の反撃がはじまる。1年生主体の新越谷はどうしても劣勢に。攻撃も守備も壁にぶち当たるなか、彼女たちは大胆にスタイルを変え、チームごと進化してゆく。なんてすごい漫画なのだろう!
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せうかなめ/赤松中学『チアーズ!』
女子高生のチアリーディングもの。ラノベ原作。題材から想像される空騒ぎは抑えめで、繊細な表現が光っている。チアにおける三次元的描写もあざやかだ。
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渡邉ポポ『埼玉の女子高生ってどう思いますか?』2巻
自虐ネタやあるあるネタで笑わせつつ、いつの間に読者を埼玉ファンに変えるご当地漫画の傑作。アグリの巫女姿や温泉回など見どころ満載だが、日本神話のエロスとタナトスが炸裂する「さきたま火祭り」は特にすばらしい。
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