村岡ユウ『もういっぽん!』
女子高生の柔道漫画。週刊少年チャンピオン連載。どちらかと言えば日常系だが、きららのスポーツもの(『球詠』など)とはやや距離をおき、入念なトーンワークで迫真性を確保している。
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noga『フリクションガール』
女子高生によるボルダリング漫画。内気だったり陽気だったり、女の子それぞれの豊かな表情が魅力的で、立体感を活かしたクライミングの描写も見応えがある。
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中山敦支『うらたろう』3巻
ちよが奥州から脱出すると、彼女の呪われた運命のせいで、京に災いがもたらされる。そんなちよの苦悩が描かれるが、3巻全体としてはやや散漫な印象。しかし作者らしい鮮烈なシーンもたくさんある。
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板倉梓『間くんは選べない』2巻
癒し系OLとクーデレJKを相手とする二股コメディは、エロ度がメーターを振り切り(なんと全5話で5回)、もはや『少女カフェ』の作者とは思えない領域へ。「なんでも描ける板倉梓」の本領が発揮されまくり。
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尾崎かおり『金のひつじ』
寡作な作家の新連載が『アフタヌーン』で開始。6年ぶりに再会した幼なじみ4人の、複雑な関係をえがく青春もの。導入となる第1話から、凡庸な作品との違いがくっきりと際立つ。
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仲谷鳰『やがて君になる』5巻
第24話は、侑が珍しく燈子を誘っての水族館デートが描かれる。可憐だが、どこかヒンヤリとした絵柄は水族館にぴったりで、ため息のでる様な時空をつくりだしている。
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尾崎かおり『金のひつじ』
6年ぶりに再会した幼なじみ4人のすれちがいを描く、青春もの。山麓の田舎町の空気感がすばらしい。長篇のストーリーとしてのアンバランスは感じるが、家族などの描写が魅力的で、やはり唯一無二と言うほかない。
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柴田五十鈴『私と師匠と影解きの旅』
見習いの魔術師を主人公とするファンタジー漫画。魔女が師匠にかけた呪いを解くため、主人公は旅に出る。キレイな絵柄で、ほのぼのとした世界観をたのしめる、良質な少女漫画だ。
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長代ルージュ『イヴとイヴ』
バラエティにとんだ百合の短篇集だが、SF要素を大胆にとりいれた作風が興味ぶかい。ディストピアがユートピアになったり、百合の精神性をつきつめたら残酷なパロディになったりとか。
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あfろ『mono』
写真部の女子高生をえがく4コマ漫画。『ゆるキャン△』のロケ地を巡る、前代未聞のセルフ聖地巡礼もあり。カメラという題材への距離感が独特で、風景がダイレクトに迫ってくる。
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高瀬わか/石田リンネ『茉莉花官吏伝』
後宮につとめる女官が、皇帝に目をかけられて成り上がる中華ロマン。ただし彼女が寵愛された理由は美貌でなく記憶力のよさで、政治上の側近になるよう求められる。華やかな宮廷を描きつつも、女の武器に頼らない女の魅力があふれる。
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小夏ゆーた『アラサーはBarにいる』
彼氏ができなくて焦る29歳のOLが、ひとり寂しくバーでやさぐれるショートコメディ。合コンでの駆け引き、ぶっちゃけ女子トーク、寄ってくるダメ男たちなどを、等身低めの絵柄でかわいく描く。
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