「ジャッカルの日」(1973)
「戦争の犬たち」(1980)と同じくフレデリック・フォーサイス原作でフランスのド・ゴール将軍暗殺未遂事件を元にした暗殺者映画。
HELLSING5巻p9の人物は本作の暗殺者”ジャッカル”で、OVA5巻冒頭では映画本編の狙撃失敗シーンが忠実に再現されている。
1巻p115(漫画版2巻p90)「そいつは素敵だ 面白くなってきた」
HELLSING10巻p103「88mm………!!そいつは素敵だ 大好きだ」
主人公の新城が戦況悪化の報を聞いた際の台詞で、HELLSINGでは逆説的に用いられている訳ではなく本歌に沿った用法である事が分かる
「神の代理人」(1975 塩野七生)
ローマ法王4人の史実を元にした歴史小説。平野耕太「以下略」(2009)25話p8で著者名が挙げられている。
HELLSING1巻p116 アンデルセン神父「我らは神の代理人」の元かもしれないが、ローマ法王や聖職者を神の代理人と称するのは普通の事なのでこれが元とは言い切れない
「RUSH」(新田真子)
平野耕太先生がオタクになるきっかけとなったという漫画
主人公のマニ少佐は人間でありながら超人的な力を持ち、相方のテデスコ中尉は脳以外機械のサイボーグ。ロボットと呼ばれると「俺は人間だ!」と怒る
ヘルシングの人間と同じ意味ではなさそうですが少佐の元ネタと思われます
6巻p198(2001年06月25日初版)
新城「戦争は大好きです。好きで好きで夜も眠れないほど」
この時点の新城の階級は少佐
HELLSING4巻p186(2001年9月掲載)
少佐「諸君、私は戦争が大好きだ」
「パルプ・フィクション」(1994)
クエンティン・タランティーノ監督のギャング映画でHELLSING5巻p08「オカマ掘られてる声が玄田哲章なデブのマフィアを日本刀で助けたり」は本作でブルース・ウィリスが演じた内容。
「ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日」(1992~8)
理想的エネルギー技術「シズマドライブ」によって人類が繁栄する未来を舞台に世界征服を企むBF団と国際警察機構の戦いを描くOVA。
BF団の巨大兵器「大怪球フォーグラー」が月蝕の様に登場する様はHELLSING5巻p159~60の元ネタでしょう
「スプリガン」
平野耕太先生が個人的トップ10に入れた漫画の一つ
生命工学で治癒能力が上げられている狂信的愛国者、
1巻のセラスとアーカードの掛け合い、
アイルランドの教派対立等、ヘルシングにオマージュされた要素が色々見つかりました
御免だね、我輩は我輩自身でいたい。サヴィニアン・ド・シラノ・ド・ベルジュラックのままでいたい。喩え不死性を与えられるにしても、そんな偽りの不死性など欲しくない。そんな神の体の、意識も脳もない細胞になるなんて、真っ平だ!名もない脳もないなんて!」
HELLSING9巻p197の元ネタと思われる
39(最終話)「人間を舐めるなよガーゴイル。人間は、貴様が考えているほど愚かではない!」(ネモ船長)
HELLSING6巻p52の元ネタと思われる
「相変わらず勇敢な少年だな。だが愚か者だ。自分の命が惜しくないとはね」(ガーゴイル)
HELLSING1巻p135 アーカードが神父に対して語る台詞の元ネタと思われる