なのでHELLSING10巻p138「THE SHI」はSHEの綴り間違いではなくあくまで本作の「シ」へのオマージュだと思う。
上に書かれている「ANFANG」はドイツ語で「始まり」。「NO.」は単にナンバーの略と思われる。
始まりがシとはどういう事か、それは百億の昼と千億の夜では主題として表現されている(続く)
4巻p111(2000年1月25日初版)
「こう申し上げては何ですが」藤森が訝しげに訊ねた「楽しそうですね」「うん、楽しい」新城は恥知らずにも口にした
HELLSING2巻p160(1999年10月掲載)
「楽しそうですね 代行」「ああ楽しい。とても楽しい。闘争だよ」
HELLSINGの方が前なので無関係と思われる
「ぱふ」2005年12月号p32 原作者へのインタビュー
--描きこみが細かいですよね。ここ数ヶ月、本誌の方は兵隊がいっぱいで。
平野 もううんざりなんだよ!うんざり!うんざり!うんざり!兵隊もナチもヴァチカンももううんざりだ!うんざり!兵隊兵隊死体兵隊兵隊死体死体死体!死ねばいいん(続く)
「黒騎士物語」(1982)
小林源文作、WW2ドイツの架空の戦車中隊の漫画で同作者の漫画題名はHELLSINGと同作者の「大同人物語」に幾つか見られる
p110で中隊長が軍法会議で上官に「俺のケツでもなめろ」と言うのはHELLSING4巻p88と似ているがドイツの暴言としては一般的なので元ネタとは言い切れない
2巻p54「総員、大隊長殿を救え!突撃!」
莫迦野郎。どうしようもない大莫迦野郎。新城は思った。この僕を救えだと?」
新城が己を犠牲にして味方を生かす作戦で意に反して助けに来た部下への台詞
HELLSING8巻p125「この…この馬鹿野郎!!」
アンデルセン神父を助けに来た13課の場面と似ている
2巻p44「若殿様、あれは戦場音楽です。銃を用いない戦闘の。自分の父が戦っていたような、男が真価をかけるべき戦いの」
HELLSING7巻p160~1「音楽を奏でている。戦場音楽を」「戦争音楽…!!」
7話「 これだ、これを見たかったんだ、汚れた出来事を忘れ去るために作られたこの地が、偽善の名の化粧をはぎ落とし、再びその正体をあらわす姿を!」クライマックスで怪球フォーグラーによって人類への復讐を遂げる幻夜の台詞はHELLSING7巻p134の少佐の元ネタでしょう。
p38「燃え盛る戦車から飛び出してきた敵兵を」撃つ様に近いシーン
演説では「MGで薙ぎ倒した」と言われているが、このシーンではMP40で撃っている
p90「ティーゲルの88mmが敵戦車を撃破する」様
本当はドイツ語発音では「ティーガー」が正しく、アハトアハトはmmではなくcmで表記される方が正しい
HELLSING7巻p135~6 少佐の計画は敵も味方も滅びる、心中に近い物だと説明されている。そこで「野心の昼と諦観の夜」(p136)が使われているのは上記の意味と掛けているのかもしれない
トルメキアの皇女クシャナの声優はインテグラと同じ榊原良子で、優秀な軍指揮官にして自らも戦い、人望も厚い
4巻p83 部下達を抱えながら蟲に殺されるのを覚悟して言う「お前が私の死か」はHELLSING9巻p154「お前が俺の死か」の元と思われる
(アニメ映画の内容は原作序盤のみで、この場面は無い)
「聖闘士星矢」(原作:1985~アニメ:1986~)
アクション漫画/アニメでHELLSING2巻p162 3巻p166に本作パロディがある
セキシキメーカイハは魂と体を離し黄泉平坂に落とす技
天舞宝輪は右コマの乙女座のシャカの技
アテナエクスクラメーションは3人で出す技
他にもHELLSINGの元と思しき点が見つかった
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