村上もとか『ミコ・ヒミコ』(「小学六年生」連載)
登場人物の名前が「長井勝」「権藤進」と、明らかに青林堂リスペクトなネーミング
対象読者層には伝わらないだろうな
笠原倫『BMXハリケーン』
BMX=バイシクルモトクロス
過激な作風の笠原さんも、初期は普通にスポーツ漫画なんて書いてたのか? なんて思ったら、全然そんなこと無かった!
車輪でぶん殴ったり、鎖を振り回したり、ジャンプしながら蹴り飛ばしたり、結局こういう作品になっちゃうんだな
永野数馬『劣等25%』(1998、講談社 ヤンマガKC)
パンクな漫画。この書き殴りまくりな目次ページで察せられると思う
絵は白くて雑だけど、インディーズの音楽のような魅力を持つ作品
この時期のヤンマガは『カリクラ』とか『ノイローゼ・ダンシング』とか、異才が溢れている
佐々木泉『墨戯王べいふつ』
書画をこよなく愛した宋の書家・米芾を主人公にした作品。隠れた名作です
何の素養もないけど、読んでると書の鑑賞をしたくなる
実は単行本未収録回が1話存在するのだ(「ビッグコミックオリジナル増刊号」2004年7月号)
全話読めて大満足
河田雄志『成りたがり』(2000、講談社 アッパーズKC)
勇気もない、力もない、知恵もない。でもヒーローになりたい。そんな男の物語
作者の河田さんは今や原作オンリーに転向してますけど、ソロ作品でもやっぱりビックリするくらいアホな漫画を描いていた
阿佐田哲也『東一局五十二本場』のコミカライズ2作
・ほんまりう版
・嶺岸信明版
ストーリーは(当然だけど)ほぼ同じなので、演出の違いを楽しめる
淡々と渋く展開するほんま版も、コマ運びが熱い嶺岸版も良い
中野まき子&さいとう邦子『まき・くに日記 番外編』(「めざせ!! まんが家」1984、少年サンデーBOOKS)
高橋留美子アシスタントによる、うる星やつら制作記録漫画。仕事場のカラー写真もいっぱい載ってて良いですね
本山一城『ヨッシーのたまご』(1992、講談社 ボンボンKCDX)
ボンボン派にはお馴染み本山マリオ
「ヨッシーのたまご」なんてストーリーも何も無い落ちゲーで一作描き上げる剛腕だ。ちゃんとゲームの設定を織り込みつつ、最後はデビルヨッシーとかいう怪獣とのバトルになってしまうのが凄い
普通に上がったと思ったら実は役満だった、っていうの漫画では見かけるけど実際あるのかな
あってもスルーされるだけか https://t.co/Swm56ebGtB
関連作品:
片山まさゆき VS 柴門ふみ
リーヅモトイトイ三暗刻、ハネ満!
(弘兼憲史『ハロー張りネズミ 24 & ハリネズミ交遊録』) https://t.co/fVCEMxm8G1
ぱふの読者投票で決まる、年間ベストテンっていう企画があって、これが原作賞部門の結果
雁屋哲・紫式部が同率ってのがなんか面白い。『あさきゆめみし』の原作が紫式部って、まあその通りではあるんだけど
(「ぱふ」1987年4月号、雑草社)
谷口ジロー『地球氷解事紀』(「月刊アフタヌーン」1987年8月号、講談社)
いずれ雑誌掲載の近況コメントもまとめたいな。今回はビールを飲みながら公園で打ち合わせをした話。いいですねー