吉森みき男『ちばあきおが「サナギになった日」』(「別冊宝島438 ザ・マンガ家列伝」1999、宝島社)
デビューしてからずっと「ちばてつやコピー」だったちばあきおさんが、真に自分の作品を描く勉強のために漫画家を約1年休業する前夜の話。
ページ短いですが、グッと来ます
インスタント麺といえば、『ハードコア』では袋入りラーメンを屋台で売る場面があるし、『湯けむりスナイパー』では丸々1話袋入りを讃えるエピソードもあった。狩撫さんの並でない愛着を感じる
クレヨンしんちゃんの未収録を片っ端から読んだ。全部面白かったけれど、「サード・ギア」ネタが出てくるのは予想外すぎて笑いそうになった。加速せよ!
ちばてつや『ひねもすのたり日記』の2巻で、弟ちばあきおさんとの思い出が語られてますが、ちばあきおさんの自伝『がんばらなくっちゃ』と重なってる箇所があちこちに。対比しても面白い
国会図書館のデジタルコレクションというサービスを使ったら、幻の三山のぼる版『超電磁ロボ コン・バトラーV』を簡単に全ページ複写できた。明度やコントラストまで調整できて、料金は200円ちょっと。お得です。
村野守美『ジ・アニメズム』(1979年、双葉社)
アニメーター採用試験の、キャラクターの絵を描かせる課題。これは…未来少年コナンのラナ?
久住昌之&泉晴紀『キッチョメン! 石神井先生』(1994、小学館)
「小学五年生」連載作品。この2人がなぜ学年誌で連載することになったのか謎だけど、やってることはいつもとあんま変わらなくて面白い漫画だった
てんとう虫コミックスの装丁も良いな
細野不二彦『1978年のまんが虫』(2023、小学館)
細野さんの自伝的作品。面白いに決まってる
読んでると「永井豪」とか「松本零士」とかに注釈付けて、わざわざ大人気マンガ家と説明してるのだが、この作品読むような層にもそんなこと説明しなきゃならんの? 結構ショックなんだけど
うのせけんいち『むむむの無ー』(ビッグコミックスピリッツ増刊号Manpuku! 1999年5月30日号)
1999年にもなってスピリッツにうのけん作品が載っていたことに驚き。下ネタや爆発オチなど、うのけん節封印宣言までしていることにも衝撃
山川直人『ナルミさん愛してる』の少年画報社版
装丁:萩原栄一(big body)
「あかい他人」秋田版を手に入れたら、こっちのオリジナル版も欲しくなった
自分が初めて読んだ山川作品はこれの新装版。本当にこれは素敵な作品で、久々に今読み返しても心に沁みる