あの人たち以外に候補はいないから、みんな少しでもウソの少ない候補に投票しようと熱心に演説を聞いているのよ
(山川直人『言葉の見える街』、「屋根裏」収録)
かわいい絵柄で世知辛いセリフが出てくるところが面白いな
いましろたかし『化け猫あんずちゃん 風雲編』第1・2話読んだ
「ウイッス」なんてセリフが出てくるとどうしても反応してしまう。でも「ウイッス」でGoogle画像検索すると最初の5枚中2枚が源さんだし、仕方ない
浪花愛『シャア猫のこと』読んだ
初出が1979年〜1982年とかのガンダムパロディ漫画だから、本当に放送当時の勢いで書かれたんだな
アニメネタの他にも、野良猫の悲しさみたいなのも書かれてて意外な作品集だった
「どこいったって、ここ以上なんてありゃしないんだ…」by シャア猫
やぎはし正一『光の戦士』(1990、集英社 ジャンプスーパーコミックス)
勇者が魔王を退治したり、実に王道なファンタジー物が載ってる短篇集
出てくる技名も「暗夢太極氷破」「破動地弾(読み方:アースギロチン)」とかそんな感じ
あすなひろし『ヌシとこんにちは!』(月刊コミックトム 1988年9月号)※単行本未収録
子供としか喋れない猫・ヌシと男の子のいっときの交流を描いた短篇。かわいい絵だ
あすなひろし名義の作品としてはほぼ最末期のものらしい
そして
あすなひろし「ヒツジが1ぴきヒツジが2ひき」
遠足前日、眠れなくなった男の子。パパから「眠れない時は羊を数えると眠れるよ」とアドバイスされて言う通りにすると…
「どうしてボクたちをかぞえてるの?」
「モグラが一ぴき、モグラが二ひきでもいいじゃないか」
…つまりそういうことか
仁武GYM『風の行方』(2006、古川書房)
収録作の1つ「ららばい」
不眠症になった男。医者から「ヒツジを数えましょう」と助言され、言われた通りにすると、角を生やした大男が現れ…
「どうしてオレたちヒツジを数えるんだ」
「今度からはヒツジじゃなくてモグラでも数えてくれ」
また現実が漫画に追い付いたのか…
(柴田ヨクサル『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』) https://t.co/WOV4qUws9F
仲能健児『インドにて』『猿王』
前者は実録風のインド放浪記。後者は謎の猿に付け狙われる男の話
主人公がマリファナを服用する描写とか、実体験に基づいている? インドの魔力に触れるとヤバい漫画を描くようになるのかと感じた
三山のぼる『ちょっとハイウェイ』(月刊ジャストコミック 1981年7月号)※単行本未収録
悪友男女3人で誘拐事件を自作自演し、父親の金をかっぱらって逃避行する話
扉絵が気合い入ってる。ちなみに同年9月号から『ノストラダムスの息子たち』が連載開始する