能條純一『悲しいぜっ』(1989、講談社)
浅草の老舗呉服店を継いだ若旦那の話
人情系能條作品。台詞も良いな
「風をのむ。風をのんで新しい空気を身体中に充満させればいい。そして古い空気をおもいっきり外に出すンだ。二日酔いがなンだ オレは二日酔いぐれぇじゃ負けねぇ。オレは浅草の男だ!!」
『ドラえもんの算数名探偵』(作画・さいとうはるお、1998年小学四年生11月号附録)
ニュージーランドに住んでるスネ夫のおじさん、という知らないキャラが登場。顔は当然骨川家の血筋
学年誌のドラえもん学習漫画にはずいぶん世話になったもんだ
近藤ようこ『遠くにありて』
バブル時代。東京での生活に憧れるも就職が叶わず、地元にUターンして教師になった女性の話
主人公が嫌いな生まれ故郷「N市」って…元ネタ丸わかりですね。作中登場する駅はリニューアルされたし、ROSAも来年には無くなってしまう。でも都会コンプレックスは今も変わらない
三山のぼる『メフィスト』6巻「クモの糸」
アルマが麻雀でキッチリとプラマイゼロで終わってるのが好き。咲みたいだ
でも肝心のアルマが牌握ってるところは全く描かれてないんだよな…見たかった
黒土三男&三山のぼる『用心棒売ります』
九州育ちの用心棒が主人公のアクションもの
バイオレンスな描写が多い一方で、京都や香港の情景描写がまた良いんですよ
三山のぼる『イングリッシュマン・イン・エヴェレスト』(「モーニング」2000年4月27日号)※単行本未収録
1999年5月にジョージ・マロリーの遺体が発見されたことを受けて描かれたノンフィクション作品。果たしてマロリーはエヴェレストの山頂を踏んだのか?という謎を検証する。良い見開きだ
三山のぼる『ちょっとハイウェイ』(月刊ジャストコミック 1981年7月号)※単行本未収録
悪友男女3人で誘拐事件を自作自演し、父親の金をかっぱらって逃避行する話
扉絵が気合い入ってる。ちなみに同年9月号から『ノストラダムスの息子たち』が連載開始する
仲能健児『インドにて』『猿王』
前者は実録風のインド放浪記。後者は謎の猿に付け狙われる男の話
主人公がマリファナを服用する描写とか、実体験に基づいている? インドの魔力に触れるとヤバい漫画を描くようになるのかと感じた