村野守美『さんささかやの…』(1978、大都社 ハードコミックス)
短篇集。東北の田舎町に流れてきた女は自殺の匂いを漂わせていた。面倒を嫌う地元民はそんな事されては困ると大騒ぎ
タイトルの「さんさ酒屋の」というのは民謡「秋田酒屋唄」の歌詞らしい。村野さんの絵は美しいな
神保史郎&かざま鋭二『純愛物語』(1977、日本文芸社 ゴラクコミックス)
タイトル通りの"純愛"がテーマの短篇集
こっちが恥ずかしくなるような題名に、かざま鋭二・画の熱い表紙絵。漫画ゴラクにもこんな大真面目な作品が……と、色々意外な作品
ようやくNHKで再放送した「手塚治虫 創作の秘密」を見られた
個人的に大好きな『アリと巨人』のページが紹介されてて嬉しい。戦後日本社会の表街道と裏街道、別々の人生を歩むことになってしまった友人同士の話。まさに名作
原作でも例によって手塚さん本人が登場して蝶道の説明してますし
畑中純未収録『花道』第2話(コミック'95 春号、文藝春秋)
元ヤクザの爺さん2人の世直し物。「龍三と七人の子分たち」とか「三匹のおっさん」みたいな感じか
『学参まんがなぜなぜ事典 算数』(ぎょうせい)
小学校の図書館にあった本。これで立方体の体積を2倍にするのが不可能(立方体倍積問題)なことを学んだ。ようやく書名を特定して、20年ぶりくらいに読めて感動