「わァーすごいわねぇ長島くん」
「てーんでカックイイわァー
ザブン!すいすいっとこうきちゃうんだからね」
「次のオリンピックには金メダルまちがいなしね」
「よせやーい、そんなにおだてるなよ」
「あーら、ほんとよォ」
この60年代語法!身悶えるほど好き!声に出して読みたい日本語!
60年代の漫画『チャコちゃんの日記』
等身大の女の子の日常を描く作品、主人公チャコちゃんのハンサムでスポーツ万能男らしくしかも優しい最強スペック男子、その名も長島茂雄。
長嶋さんが国民的アイドル過ぎて理想の男子の象徴過ぎてもはや変名ですらないド・直球ネーミング、イイね!
今年も…この画像を貼らざるを得ない日が来てしまったようだな…
暑い…熱い…こんな日に外出せざるを得ないのは人道に反するのです。このような悲劇は二度と起こるべきではありません…
あさりちゃんで有名な室山まゆみ&まりこ先生はクイーンファン。Mrペンペンという漫画に出てくる脇役のフレディ君の名はフレディから。キャラはフレディというわけではなく、2枚目の場面は状況的にロジャー…
このフレディ君もペンギン王国目線だと実際にかなりの美形だということが後に判明します笑
70年代の少女漫画『はみだしっ子』。テーマの重さや台詞の饒舌さで燦然と輝くこの作品の初期のモブにクイーンとボウイ
タッチが違うのでアシスタントの遊びかと思ったがby Hiromu とあり、漫画家小野弥夢さんによるらしい
ブライアンロジャーがカップルのクイーンの横にボウイ、の夢のような町
初期の。元々デジタル絵の練習として始めたので初期は線ガタガタ!デジタル絵といってもデジタル味が無いけど
せめてお話の初めの一編は絵付きでまとめたいなぁと思いつつ、一枚絵とメモ描きストーリーばかり広がってゆく実行力の無さに力尽きる毎日
【ビートルズとクイーン】
萩尾望都作品に登場編
ビートルズは『ドアの中のわたしの息子』で1500年後の精霊の女の子(見かけは普通)がhere there & everywhereを聞いている
クイーンは『赤ッ毛のいとこ』で主人公が三味線で爆演
最愛の漫画家萩尾さんも好きだったと思うと胸熱!
主人公に「指 地図夫」「耳 タダシ」なんてつけちゃう徳南先生の唯一無二の感性は限度を知らない。
中でも1番すごいのは両作品に出ている脇役の(役柄は違う。スターシステム!)
無階 束古也(むかい たばこや)
これほど人を不安にさせるネーミングセンスがあるでしょうか……
徳南晴一郎、代表作『怪談人間時計』
時計屋の息子「耳タダシ」は時計が大好き、なのに最近家中の時計が3時間遅れている…
野次馬にトラウマを抱いて以来不登校のタダシの元に時計のような姿の家庭教師がやって来た時、耳家の悲劇が始まった…!
時計針の生えた母と療養に行ったその先には…!
怪奇漫画期の画風はもうほとんどドイツ表現主義。カリガリ博士にホラー映画ぶち込んだようなテンション。これ以上なく奇怪なデザインの人物に、もはや人に見えないモブ、遠近感もパースもすべて無視したアナーキースタイル。かつ全てが閉塞感に満ち満ちていて禍々しい。完全にアート。
山岸凉子先生によるニジンスキー漫画
「牧神の午後」
リアルなバレエ漫画のパイオニア兼流麗な西洋風の筆致×人間の心理の闇、狂気の描写では他の追従を許さない山岸先生のマジが出ちゃってるこの作品、ゾッとする程選ばれし者の栄光と苦悩を割と淡々と描いていて宿命とも言える程の秀作