②「洞窟の女王」のあらすじは、生命の火を浴びて不死となったアフリカ奥地の女王アッシャのもとに、その女王の嫉妬によって2千年前に殺されたエジプトの僧侶カリクラテスの子孫であるイギリスの美青年レオとその養父ホリーが幾多の冒険と危険に遭いながらも訪ねて行くというものでした。 
   ③「クイーンフェニックス」と似ているなーと思ったのは、主人公のレオが現地の娘と恋仲になり結婚するものの、嫉妬に狂った女王の呪いの力によってその娘が殺されてしまうところ。 
   ⑦それでもこの「洞窟の女王」のラストだけは、「今の記憶がなくなった後に、生まれ変わった貴方とまたお会いしましょう」と消えていった、「クイーンフェニックス」の女王バステトと重なるところがあり、感心しながら読み終えました。 
   ⑧読み終わった感想としては、既存の物語の余計な枝葉を的確にカットし、よりスピーディーで筋道だったドラマへと再構築する横山先生の能力が存分に発揮された作品が「クイーンフェニックス」だったんだなーというものでした。(^^) 
   本日も十字結社編の4段組化を行っているんですが、この辺のモンスターの修理が完了した後の鉄人との攻防戦の迫力が凄くて、しびれまくりながら作業を行っていました。
本当に鉄人バカだなーと思ふ今日この頃。(^^;) 
   そして、この左のページからモンスターの反転攻勢が始まり、その後120ページに渡って鉄人との攻防戦が繰り広げられるんですが、
カッパコミクスではページ数の都合で全てカットされ、右の4ページの加筆により強制終了となりました。(無念) 
   モンスターの罠にはまり、地中深く落下していく鉄人が山場と見たのか、このシーンを様々な角度から三度にわたって描いているのが凄い。まあ、大変そうだけど・・・。(^^;) 
   ちなみに、この鉄人の落下シーンは彩色前の原稿も現存していて、こうして並べて細部を比較していくと、二度楽しめますね。(笑)