幼い頃の勝海舟が、スカウトされて江戸城へ召し抱えられるお話。
文政十二年(西暦1829)、勝小吉28歳、息子麟太郎(後の勝海舟)7歳の年、麟太郎は親類のツテで江戸城のお庭拝見に参加します。
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「『それはよく分かったが、他の者にはよくよく口留めしておくんだな。もしも昨日の話が出たら、その時は世話人が嘘つきになる。そうなったら、片っ端から斬ってしまうつもりで来たからな』
と、念を押して行かせた。
間もなく、兵庫の家へ言ったら、兵庫が迎えに来た。」
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「『この講の連中はおれが骨折って集めてやったのに、兵庫は有り難いとも思っていないらしい。おれは講中を抜けるから、そう言ってくれろ』
と言ったら、友達が、
『それもそうだが、せっかく集まったのに、お前様が抜けると皆抜けてしまうでないか。兵庫も後悔しているから、許してやれ』」
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「当日は参詣者も多くにぎやかだった。講の連中も集まってきて、酒肴や膳が振る舞われた。
兵庫がいつの間にか酒に酔って偉そうな面をして、おれの友達を顎で使うから、おれが怒ってやかましく言ったら、無礼な返事をするから、宴会の中途で、友達を残らず連れて帰ってやった。」
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マンガ『夢酔独言』五十八話1/4
文政十年(西暦1827)、小吉26歳。
本所猿江にある摩利支天の神主から、「亥の日のお祭りをするために講(こう)に入る人を募ってほしい」と頼まれます。
#夢酔独言 #勝小吉
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『金花七変化』扉絵に登場する猫さんです(ネットで探し出した画像を描き起こしたもの)。
皆様この絵欲しさに『金花七変化』を買ったこともあるでしょう。
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「親父が、おれの頭の石川右近将監に、おれが帰ったことを報告した。
『大層なことをしでかしてしまいました。小吉は隠居させて、勝の家には他に養子を入れてはどうか』
と言った。石川殿は、
『今月帰らないと、月切れでお家断絶になるところだった。だが小吉は帰ってきた』」
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「医者が来て、腰の辺りを痛めてるんじゃないか』
とか、いろいろと言った。その時はまた、金玉が膿んできていたが、意地を張って、
『ない』
と言って隠し通してしまった。
ところがみ月ばかり経つと、湿(疥癬)の症状が出て、だんだん酷くなってきた。」
#はやおき訳
マンガ『夢酔独言』二十五話1/4
文化十二年(西暦1815)14歳の年、江戸の養家から家出して、4ヶ月間の放浪の旅をしていた小吉。帰宅して早々、隠居させられそうになります。
#夢酔独言 #勝小吉
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マンガ『夢酔独言』二十五話が、全ページ公開できました。しかしメインとこことどっちで呟くか決まってない(アンケートの日数をべらぼう長くしてしまった)ので、ひとまずお知らせのみです。
ブログに行けば見られます。後ほど、解説文を付け加えます。
今日は頑張って(最低限)トーンを貼りました。