勝小吉18歳頃。男谷へ替え流して幅をきかせる小林隼太に、目に物みせてやると道場へ出向く小吉。二人は剣術で試合をしますが…。
マンガ『夢酔独言』四十一話(1/4)
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「どうしたらよかろうと途方に暮れていたら、宿屋の亭主が柄杓を一本くれた。亭主は、
『これまでも江戸っ子が、この海道でそんな目に遭うのは、よくあることさ。お前さんもこの柄杓を持って、浜松のご城下や外れへ行って、一文ずつもらってくるがいい』
と、教えてくれた。」
(4/4)
「四人でまた八幡の前へ行ってみたら、旅籠町の自身番に、大勢人が集まっていた。そこで話を聞いたら、
『八幡で大ゲンカがあって、小揚の者を殴ったのをきっかけに、小揚の者二、三十人と、蔵前の仕事師が三十人ばかりで、相手を捕まえようとしたが、とうとう一人も捕まえられなかった』」
(2/4)
「『このままじゃまずい、三人は吉原へ逃げなされ。あとは私が切り払い、帰るから。早く行きなされ』
と、源兵衛が言ったが、源兵衛一人を置いて行くのは不憫だから、
『皆で追いまくって、一緒に逃げよう』
と言うと、
『お前様方は、ケガをしてはいけない。ぜひとも、早く逃げなされ』」
ネームばかりしていて夕飯がまだなので、作って食わないといけません。
描いてた証拠の、当たりさわりない一場面です。
(3/4)
「家事のこともみだらになっているから、家来に指図をして、取締方にも言って取決をつけてやった。
程なく、隠居が岩瀬権右衛門という男を用人に入れて、好き放題するから、岡野の者達がどうにかしてくれと頼んできた。おれが頭沙汰にして権右衛門を追い出し、他の用人を入れた。」
こーゆう生活感のある場面は好きなんだけども、主題から外れそうだから省くくだり。
また別の機会にとゆうことで。
(3/4)
「おれが品川の先鋒総督府と談判して帰りがけにも、薄暮、赤羽根橋を通つて居たら、鉄砲玉がおれの鬢を掠めていつたから、おれは馬を下り、轡をとりて、徐かにそこを過ぎ、四辻から再び馬に乗つて帰つたツケ。」
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勝の家に亀松が養子入りした時、養父である勝甚左衛門はすでに亡くなっており、亀松の祖母にあたるお婆様と、その孫娘にあたる信(5歳)がいました。
二人を亀松の父・男谷平蔵さんが引き取り、面倒を見たとのことです。
亀松は養子入りして勝左衛門太郎、通称勝小吉となりました。