テステス、要約漫画2ページ目の人物が、おおむね埋まりました。前よりだいぶ分かりやすくなったんじゃないでしょーか。
#夢酔独言
(4/4)
「他流派は勝負を滅多にしないから、下手なやつが多かった。
そこでおれが十八のある時、新太郎と忠次郎とおれで、浅草馬道の生江政右衛門という、一刀流の師匠の所へ他流試合を申し込んだ。」
2/4
「当日は参詣者も多くにぎやかだった。講の連中も集まってきて、酒肴や膳が振る舞われた。
兵庫がいつの間にか酒に酔って偉そうな面をして、おれの友達を顎で使うから、おれが怒ってやかましく言ったら、無礼な返事をするから、宴会の中途で、友達を残らず連れて帰ってやった。」
#はやおき訳
4/4
※このくだりはフィクション演出です。
羽織の人物は、小吉の大兄の男谷彦四郎さん。
(3/4)
「前町から子供の親父が出てくるやら、大騒ぎさ。それから皆で勝どきの声をあげて引き返し、滝川の家へ入って、喜び合った。」
(3/4)
「おれは一番最後に行く番が当たった。四文銭を磨いて、化け物の目玉に貼り付けるのだ。夜の九つ半(午前1時頃)ぐらいだったか、その晩は真っ暗で困ったが、とうとう目をつけて来たよ。皆に褒められた。」
(2/4)
「曲がり角の女郎屋で騒いでいた客がおれを見て、
『手前は小僧のくせに、年寄りのように二本杖で歩いているな。病気か』
と聞いた。
『左様でござります』
と答えたら、
『そうであろう。よく死ななかった。どれ、飯をやろう』
と、飯や肴やいろいろのおかずを、竹の皮に包んでくれた。」
テステス、要約漫画4ページ目下半分の背景ディテールをおおむね埋めました。
右下は、大川丈助騒動で困る、地主の岡野孫一郎さん。
#夢酔独言
(3/4)
「回向院奥の墓地に、物乞いの頭がいた。そいつがおれに、
『仲間に入れ』
と抜かすから、そやつの所に行って、さんざん飯を食い倒して、それから亀沢町へ来てみたが、野宿するには敷居が高いようだった。引き返して、二ツ目橋の向こうの材木問屋の河岸へ行って寝た。」
(2/4)
「平山先生は、
『手前も今は年老いて、いつも強者の話はするが、己の手際を見せることはない。口では誰でも言えると、あなたも思うだろう。十八の武芸の手を見せてあげよう。何でも言ってみなされ』
と仰った。
おれは、
『まず一番に、野太刀を使って見せてくだされませ』
と言った。」