上野駅徒歩数分、昭和通り沿い、朝6時から営業している立ち食いそば屋。朝定食のソーセージ天そばとなめたけ丼を頂く。出汁が美味い。店員ワンオペで注文を受けてから蕎麦を茹でて天ぷらを揚げる手間の掛かる仕事を見て立ち食いそば屋の過酷な労働環境を思い知る。
この環境では若者は働かないだろう。 
   押上駅数分、四ツ目通りに佇む創業約20年のラーメン居酒屋。昔は中国人のオッサンが1人で営んでいたが今は中国人のオバさんに代わって味も全て変わっている。炒飯は黒胡椒効き過ぎ、純レバは純レバになってなくて単に鳥レバ炒め。ラーメンは特に酷かった。
でも俺には理解できない魅力があるのだろう。 
   昭和44年発行の「土井勝の材料別おかずの手本」を発見。白ワインではなく白ブドー酒に時代を感じる。今ではあまり見かけないカレー天ぷら、スイスステーキ、即席コールドビーフなど昭和の魅力的な料理が多数。54年前にこれだけの料理を紹介している事にビックリした。
息子さんは土井善晴先生です。 
   自由が丘駅前、創業約70年のうなぎ屋。コの字カウンターで鰻串焼き酒場って感じで雰囲気はとてもいいんだけど肝心の鰻が普通。からくり、ヒレ、肝、カブト、塩焼、味噌焼、う巻、煮凝り、うなとろ巻 全部普通。うなとろの鰻が中国産冷凍蒲焼っぽいんだけど(間違ってたらゴメン)
観光客向けって感じ。 https://t.co/h5BWtWeCLG
   30年くらい前に漫画サンデーで連載されていた笠太郎の「花板紅子」の第1話に板長紅子が煮物の鍋に指を突っ込んで味見するシーンが登場する。俺の若い頃には当たり前の行動だったけど今でもやってる板前いるのかな?
いるだろうな。客から見えない厨房で「知らぬが仏」な不衛生な作業が昔は多かったな。 
   昭和35年に建設された雷門のすぐ脇に佇む東京オリンピック開催の昭和39年創業のとんかつ洋食屋。観光客よりも地元の人達に愛されてきた店との事。とんかつ定食とミックスフライ(海老,牡蠣,ヒレカツ)を頂く。親父さんと厨房に立つ息子さんは40代、これからも浅草の庶民の味を楽しませて欲しいと願う。 
   新宿3丁目の老舗焼き鳥屋。焼鳥、鳥さし、鳥雑炊を頂く。全部普通に美味かった。記憶に残るのは焼き場に立つ店主らしきオッサンの会計の遅さ。俺の会計を計算するのに5分以上も掛かった。痴呆症なんじゃねえかってくらいチンタラチンタラ計算機を何度も何度もゆっくり押して計算していて多分病気かも。 
   五反田駅からシャトルバスで約4分、来年解体予定のTOC(東京卸売りセンター)地下1階に佇むTOCビル建設の昭和45年創業の喫茶店。高齢のご夫婦で切り盛りしている。95歳の女給が誰の助けも借りずたった1人で給仕する稀有な喫茶店だ。クロックムッシュ、珈琲、クリームソーダを頂く。至福の時間。喫煙可。 
   焼津駅徒歩22分、神武通り商店街に佇む創業60年超のハンバーガーショップ。日本に生き残る最古参のバーガーショップの1つではなかろうか。土日祝のみ営業。ハンバーガー、フライドポテト、シェーク、ガラナを頂く。昭和に戻った気分。感謝の言葉しか出て来ない。
次回はホットケーキを食べてみたい。 
   「お腹が痛い」から深夜3時まで営業している弁当屋であみ焼き弁当を買った。50年くらい前からあるらしいけどこんな弁当知らなかった。両替町名物?聞いた事なかった。どうせ名物とか胡散臭い宣伝するような弁当は美味くねえだろ、と思ったら美味かった。豚肉の下のタレが染み込んだご飯が滅法美味い。