天皇が登場するマンガをずっと探しては読んでいるのですが、そんななかで巡り合った『ミスター味っ子 幕末編』に、特定世代に最高に刺さる一コマがありました。
もうねまさか味皇のくちからこんなセリフが聴けるなんて。これはほんとにその世代の向きには現物を読んでほしい(2巻第7話より)。
『AKIRA』を初めて読んだ妻から「アキラの大覚って大覚寺統の大覚?」といわれ、なるほどなー!と。
悟りの意味の大覚としてうけとってたけど、南朝のダブルミーニングにもなってるのだとしたらすごく面白い。おそらくまだ存在はしてるのであろう日本国の天皇と、大東京帝国の大覚さま。おもしろいー
祝賀御列の儀記念・超個人的「祝賀御列の儀の日に読みたい天皇マンガランキング」
第2位
『パレス・メイヂ』(久世番子・白泉社)
これも「明慈帝」という偉大な君主を継いだ女帝・彰子が統治する架空の国を舞台にした物語。女帝であるがゆえに「恋」を禁じられた彰子が、侍従・御園公頼との(続
祝賀御列の儀記念・超個人的「祝賀御列の儀の日に読みたい天皇マンガランキング」
第1位
『恋はいつもアマンドピンク』(赤星たみこ・双葉社)
これこそまさに今日読みたいマンガ。わかる人にはすぐわかる、若い人にはピンとこないかもしれない「ひろのみやひこ」さんが大活躍するマンガです(続
「ひろのみやひこ」さんは大学で水運の研究をしていて、幼い頃から見られることにはなれており、柏原芳恵とブルック・シールズがタイプという…。
アクションに連載されていたのは昭和最晩年頃。時代性といい、いま読みたい「天皇マンガ」堂々の第1位。厳密に「天皇マンガ」と言えるかどうかはまあ…
そういえば清水玲子『秘密-トップ・シークレット-』には、まさに皇室の祝賀パレードが物語の重要なキーとして登場するエピソードがあった。白泉宮さまと粧子さまの世紀のロイヤル・ウェディングです。これも初出は1999年なので、まだ93年のご成婚パレードの記憶濃厚な時代。
フィクションではありますが皇室のご成婚パレードを描いたマンガにもこんな描写が。天皇ではないけれど、皇族方にカメラ向けるのが普通のことだった傍証にはなるかなあ。清水玲子『秘密-トップシークレット』は20年ほど前の作品。 https://t.co/Box8D0M5vx
タネ、タネ、タネ…(それぞれP23,24,33)
昭和初期のサンタさん童話2作。閻魔帳ならぬサンタ帳簿開いて素行の悪い子に「丙」つけてたり、露骨にプレゼント拒否したり、けっこうジャッジ厳しめ。
知る限りいちばん古い古事記のコミカライズは、昭和29年に刊行された学年誌のフロク。子ども向け古事記絵本のようなものは戦前からあったけど、ちゃんとコマ割りされたマンガとして古事記を扱ったのはこの資料が最初なのかなと思う。昭和29年(1954)て、かなり早い印象。
東北では現仙台市内の仙岳院を「御所」として、元号を慶応から改めて閣僚名簿までつくっていたという情報もあるので、「仙台の東武皇帝」と「東京の天皇」という「東西朝時代」が到来していた可能性もなきにしもあらずといえなくもな…かった、かも。
そしてこれがその「東武皇帝の閣僚名簿」だ!
この「東武皇帝の閣僚名簿」をみますと、右から4行目のところに
「改元 大政元年六月十五日」とあるのがわかります。
もしも戊辰の戦争で幕府軍が勝利をおさめていたとしたら、慶応のつぎは明治ではなく「大政」だったかもしれないのだ!!