「extra幻魔大戦①(part1~part5)」NN:平井和正の小説「幻魔大戦」(GENKEN物語)の史上初?のマンガ化作品。①は「4 救世主への道」をコンパクトに約100ページで。面白かったです。キャラクターの絵が今風の萌え系ではないけど、内容に合ってるかも。長丁場で大変だと思いますが、続きが楽しみです。
「新装版 12色物語」坂口尚:詩情豊かな12の物語。とても美しい本。内容も本自体も。物語は、世界の様々な地を舞台に、シリアスだったり、コミカルだったり。ファンタジー、SF、ミステリーも。サーカスで働くバイオリニストの苦悩を描いた「雪の道」は、坂口さんの漫画道精神と重なるような気が。
吉田豪氏の池上遼一版「スパイダーマン」評(「朝日新聞」2004年8月1日)
「平井和正が原作に加わった頃から相手がただの不幸な女(潜在意識が勝手に人を殺すとか)になったりで、最後は「邪悪なのは人間そのもの」という結論が導き出されるという、とにかく暗くて救われない内容なのである。いや、
「「よつばと!」コミック新刊発売記念 原画展示」JR東京駅八重洲中央口改札内通路(東海道・山陽新幹線中央乗換口周辺):偶然通りかかったら、生原稿が30枚以上展示されていたのでびっくり(第14巻は発売日に購入済み)。あずまきよひこ氏の原画を観たのは初めてなので感動しました。上手かったなあ。
「終わった漫画家(1)」福満しげゆき:廃業する前に可愛い女性アシスタントを迎え入れて結婚したいと願っている男性漫画家(童貞)。願望通りの女性を採用できて、その上漫画家志望の16歳の女子高生もアシスタントに加わることに。面白かったです。福満氏十八番の自虐的漫画道作品の最高傑作になるかも。
「紙の砦 (手塚治虫漫画全集)」手塚治虫:自伝的作品集。7編収録。面白かったです。傑作。表題作の原画は今年の夏に神戸の「手塚治虫展」で観ました。神戸時代の話は戦時中の話が中心で、空襲や空腹。漫画家デビュー後はトキワ荘時代など。「マンガの神さま」との交流「がちゃぼい一代記」が特に好き。
「198Xメモリーズ ~あの頃の俺たちに捧ぐ~(1)」井上和郎:1980年代の実話系青春日記。面白かったです。アダルトアニメビデオ「くりぃむレモン」シリーズを題材にした話、エロ本自動販売機、TV深夜番組、ギャルゲーなど。懐かしかったなあ。各話ごとの「楽屋裏トーク」も楽しいです。
「幻魔大戦 Rebirth (6)」[脚本]七月鏡一 [漫画]早瀬マサト:東丈は「真幻魔大戦 第三部 破滅世界編」的な世界に。廃墟と化した東京で、ドク・タイガーによる東丈糾弾演説を幻視。角川版「幻魔大戦」で期待したなあ。東丈糾弾とGENKENが弾圧される展開はいつ描かれるのかと。