『8マンVSサイボーグ009』
小林よしのり作品で共演していた8マンとサイボーグ009(島村ジョー)。
『世紀末研究所』(1979年~1980年 『小林よしのりの異常天才図鑑』収録)
『デビルマン』永井豪:ノーベル生物学賞の世界的な学者が悪魔の正体についての研究発表をし、政府に新しい悪魔対策を要請する。「悪魔の正体は人間だ!」「悪魔の因子を抹殺すれば悪魔は消える!」世界各地で戦乱が起こり、人類は自滅の道へ。恐ろしい作品。現在のコロナ禍の状況下で読むと余計に。
新連載『8マンVSサイボーグ009』記念。
#私の好きな8マン
『サイボーグPV1号』
8マンと大滝雷太との友愛物語は平井和正がアダルト・ウルフガイ・シリーズの『狼は泣かず』に転生させたけど、雷太の絶望感が伝わる元の漫画の方が悲劇(小説は雷太の内面が描かれてないし)。こんな体になったら怒るわ。
『一人称単数』村上春樹:6年振りの短編集。最初の2作『石のまくらに』『クリーム』を読了。『石のまくらに』が好き。語り手である僕が大学時代に一晩だけセックスをした、年上の女性の話。その女性がくれた私家版の歌集。表紙がこれまでの村上さんの小説本と違う。画を描いたのは漫画家の豊田徹也氏。
「しなやかに活躍するエスパーたち (藤田尚)」
『幻魔大戦』p.53
『エリート』p.54
『幻魔大戦』p.55
『ウルフガイ』p.98
平井和正の『真幻魔大戦』&『幻魔大戦(小説版)』、石ノ森章太郎の『幻魔大戦(『リュウ』版)』の3作がスタートとした幻魔大戦復活年だったからか。
『おちけん』川島よしお:大学の落語研究会3人娘のコメディー。『マカロニほうれん荘』愛満載の『MACARONI』(おてんばベッキー)に感動したので、川島よしお作品を初めて読みました。落語には関心ないけど、面白かったです。新入生のアンナはもっと描いて欲しかった。1巻で終わってしまって残念です。
『黒騎士物語』(小林源文)で描かれたソ連赤軍兵士の「フレブ ザ フレブ クロフ ザ クロフ」のシーンは強烈だった。『戦争は女の顔をしていない』のソ連兵は紳士的だけど。
黒騎士一行が転戦した戦場にも『戦争は女の顔をしていない』のような従軍女性たちがいたのだろうか。
『戦争は女の顔をしていない 1』【原作】スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ 【作画】小梅けいと:ノーベル文学賞受賞作のマンガ化。面白かったです。傑作。ソ連赤軍は旧日本軍より優れてると思ったなあ。女性の活用がこんなに進んでいたとは! 男性兵士による戦争犯罪・強姦の回想はないですね。
『響~小説家になる方法~(13)』柳本光晴:完結。着ぐるみうさぎが女性を校内案内する110話「響スポット」が面白かったけど、ラストは物足りなかったです。文芸部員メンバーとの別れ(打ち上げ?)も描いて欲しかった。作品全体の感想は響の暴力の印象が強く、「有名小説家になる方法」だったなあと。