吾妻ひでお氏の小松左京追悼漫画。
「ゴルディアスにも結べない」吾妻ひでお
(完全読本「さよなら小松左京」徳間書店 2011年)
#小松左京
#ゴルディアスの結び目
@hexagonminer Twitterアカウント削除、残念です。今までありがとうございました。映画「幻魔大戦」の資料ですが、「COMIC BOX」1983年5-6号は「クラッシャージョウ」「幻魔大戦」特集60ページ以上と充実していましたので、もしお持ちでないなら入手された方がいいかもしれません。ではでは。
「ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~」[原作]宮﨑克 [漫画]吉本浩二:手塚治虫神についての制作現場関係者の証言集。面白かったです。期待以上でした。何度も笑いました。第4話「アニメ地獄」では故坂口尚さんの証言も読みたかったなあ(手塚先生死去の6年後、49歳でお亡くなりに)。
ルーナが力を失ってしまった第14回~第17回分の秋田文庫版では、彼女の髪はずっと「白」でした。秋田文庫版が初出のサンデーコミックス版と同じ「かけあみ処理」なら、石ノ森章太郎先生は力を失った(生気のない)ルーナを表現しようと、書籍にする時に意図的にかけあみをしなかったのか。ミスなのか。
「幻魔大戦 《オリジナル完全版》1」。現在手元にある旧版は秋田文庫版だけなのですが、「かけあみ処理」がかなり変更されて(追加&濃くなって)いますね。特にプリンセス・ルーナは髪の毛が一律に「かけあみ処理」されています。画像はルーナが超能力で一般女性のふりをしてニューヨークを歩く場面。
「MACARONI」おてんばベッキー:名作『マカロニほうれん荘』(鴨川つばめ)のオマージュ本。オールカラー。面白かったです。パロディネタが満載。トシちゃんが夜の街を歩く1ページ絵(「日はまた昇る!!」原作7巻)は細部まで凝ってるし、吾妻ひでお「陽射し」など80年代の漫画作品とのミックス作も。爆笑。
「零落」浅野いにお:長期連載作が完結した男性漫画家の虚脱、彷徨。妻とは別居し、個人事務所は解散し、風俗通い。面白かったです。傑作。主人公の漫画論をいつでも聞いてくれて賛同してくれる女性に巡り合えたら良いのか? 山本周五郎「虚空遍歴」のおけいのような。でも猫顔彼女が好きなんだよね
「ばるぼら」手塚治虫:耽美主義の流行作家が酔った娘を自宅に連れ帰ってから体験するオカルト幻想譚。映画化(稲垣吾郎主演)の記事で作家の話と知り読みたくなりました。面白かったです。手塚先生の作家論のような。主人公の作家仲間が筒井康隆ならぬ隆康。小松左京の「日本沈没」ネタが会話の中に。
【少々ネタバレ】
「新幻魔大戦」のお時と山本千之介の再会場面(「第3章 超能力者の血」)で、お時が「見る」千之介の内面世界は「人の心はタイムマシン」と似たようなシチュエーションのエピソードです。コミック版「新幻魔大戦」(平井和正・石森章太郎)で屈指の名場面です。